佐鳥SPテクノロジ社で取り扱っています産業用途向けSDカードの中から、今回はWestern Digital社製SDカードIX LD332(8GB)、IX QD332(8GB)について、パフォーマンスを測定してみたいと思います。
佐鳥SPテクノロジ社で取り扱っています産業用途向けSDカードの中から、今回はWestern Digital社製SDカードIX LD332(8GB)、IX QD332(8GB)について、パフォーマンスを測定してみたいと思います。
はじめに 前回の記事で、NANDフラッシュメモリを搭載したSSD(以降単にSSDと記載)を語る上で欠かせないSLCキャッシュの基本的な仕組みについて説明しました。 そこで今回は、SSDの利用者が一番気になるであろう「SLCキャッシュのメリットとデメリット」を説明します。メリットとデメリット共に、そのポイントは「キャッシュであること」と「キャッシュがNANDフラッシュメモリであること」の2点です。 まとめ SLCキャッシュのメリット例:高いデータアクセス性能、主記憶の寿命温存、データ保護 SLCキャッシュのデメリット例(ライトバック発生時の事象):データアクセス性能低下、性能のブレ、寿命消費加速 復習:SLCキャッシュの仕組みと構成 図1は、SSD内部でのユーザデータに対するメモリ階層を示したイメージ図です(前回の記事から再掲)。SSDの場合、主記憶がTLC NANDやQLC NAND、L2
はじめに NANDフラッシュメモリを搭載したSSD(以降SSD)を使用している、もしくはSSDの性能について調べたことがある、という方であれば、「SLCキャッシュ(SLC Cache、メーカーによりTurbo Writeなどと呼ぶこともある)」という機能をご存知だと思います。 SLCキャッシュという技術を端的にまとめると、「SLC NAND以外のNAND(TLCなど多値NAND)を不揮発性記憶媒体とするSSDにおいてSLC (NAND)をキャッシュにして、データ読み書き性能向上や寿命長期化を図る技術」となります。 NANDフラッシュメモリがTLC、QLCと多値度を増すにつれてその読み書き時間が長くなる中、高まり続けるSSDへの性能要求に応え続けられたのはSLCキャッシュのおかげです。 そこで、今回の記事でSLCキャッシュの仕組みを説明し、次回以降の記事でSLCキャッシュのメリットとデメリッ
※★の数は大小関係を示しております 比較 SLC vs TLC SLC NANDは1セルに対して1bitのデータを、TLC NANDは1セルに対して3bitのデータを保存することができます。つまり、1つの物理セルに対してTLC NANDはSLC NANDの3倍のデータ量を保存することが可能です。 コストと容量を考えた場合「TLC NANDは大きい容量を確保可能、かつコストも他ラインナップと比べると低い」と考えることが可能です。 しかし「保存されているデータの信頼性という指標を加えるとまた別の考え方が可能です。 NANDのデータは、セルの中にチャージされている電荷量でデータを判別しています。 例としてセル内にデータを保存する状況を、容器の水を注ぐことに置き換えて考えてみます。 SLCは多少の変動があっても水を格納する部屋が大きいため、多少の変動があっても判別されます。 一方でTLCは部屋が小
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