初音 玲 HATSUNE, Akira Visual Basicの言語拡張の歴史は、順序だてて処理していたものを並行して処理できるようにする歴史でもある。このような、並行して処理し終わったら通知がくるような処理を非同期処理と呼ぶが、Windows DNAをはじめとする分散コンピューティングなどを考えるとそれは当然のことなのかもしれない。そして、元々Visual Basicはイベントドリブンといって画面上のコントロールなどがクリックされたらそれに対応したプロシージャが自動的に呼び出されるなど、並行処理した結果を受け取るための下地ができていたことも大きいだろう。 準備その1〜クラス (サンプル1:Samp0704) 非同期処理を理解する第一歩は、クラスモジュールの理解だ。クラスモジュールは、Visual Basicプロジェクトの他のモジュール(標準モジュールやフォームモジュール、クラスモ