国立西洋美術館とともに世界遺産に選定されたル・コルビュジエのカップマルタンの休暇小屋、世界遺産の中では、もちろん最小の建築である。これが偉大なモニュメントだというわけではない。 本物ではない。ものつくり大学の校内に建てられたレプリカである。 しかし、あなどってはいけない。じつによく出来ているのである。 ただし、このイラストの書いてある面は、実物にはない。ここは隣のレストランと密着している。親しくなったレストランの親爺に頼み込んで、増築の形で作ってしまったからだ。 ものつくり大学では、2010年に「学長プロジェクト:大学を元気にする企画募集」があり、そこに有志で「世界を変えたモノに学ぶ/原寸プロジェクト実行委員会」をたちあげて応募し採用されたものである。 2011年に学生10名とともに実測調査を行い、2011、2012年の2年間の卒業制作として取り組んだという。 もとにしたのは、発表されてい
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