昨年、社長交代やIntelへの出資依頼、あるいはメモリベンダーでNo.3のポジションを狙うといった発言などで多くの話題を提供したElpidaだが、発表されたロードマップは案外にコンサバティブなものだった。もっともこれについて同社の関係者は「全く新しい事業形態ならばともかく、メモリの分野でNo.3なりNo.2なりのポジションを狙うためには、PCマーケットを避けて通る訳にはいかず、となるとどうしてもそれほど大きくロードマップをいじるわけには行かない、との事である。この結果、今年はDDR400とPC1066の生産をメインに据え、来年にはDDR IIにシフトするという大まかなロードマップになっている(Photo01)。 Photo01:Elpidaの分析するメモリトレンド。基本的にはこのトレンドにあわせて製品を投入していくとする。 ○デスクトップ向け まずデスクトップ向けだが、今年はSDRAM/