SEマネジャにとって部下のSEが担当している“お客様を知る”ことは極めて重要である。それも部下のSEがかかわっている全顧客である。 言うまでもないがSEマネジャが顧客を知らないと,部下に「○○顧客の△△課長がそんなことを了承されるとは思えない。こうやったらどうか」とか「その見積もりは先輩の◇◇SEに相談しろよ」とか「あのビルは深夜は出れないから仕事は早く切り上げろよ」などと具体的な助言や琴線に触れるようなコメントをすることは難しい。 また,トラブルなどの時に適切なアクションもとり難い。もちろん,部下が納得する人事評価をするのは不可能に近い。 それは第一線のSEの仕事は顧客の体制やシステムの難易度や部課長・担当者の考え方やスキル,ベンダーとの関係の良し悪しなどによって仕事の仕方や留意点,苦労の度合いなどが異なるからである。 SEマネジャは顧客訪問に工夫を ではSEマネジャが顧客を知るにはどう