プロダクトInsights 日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。 緑化資材、農業資材、包装資材の製造・卸売を行う南出(三重県鈴鹿市)は、開発した室外機冷却カバー「GXマット」が西日本旅客鉄道(JR西日本)との共同実証実験を通じて、夏場の空調電気代を30~60%削減する効果を確認したと発表した。
![室外機冷却カバー「GXマット」 JR西日本×南出が共同実験、電気代はどうなった?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fd8691bdaa90a4b3f5e4fffd1cbe7a58baac28b2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbusiness%2Farticles%2F2407%2F18%2Fcover_news098.jpg)
「王様戦隊キングオージャー」が最終回を迎えた。2023年3月から約1年にわたって放送された特撮作品だが、綿密なストーリー展開に加え、最新テクノロジーをふんだんに取り入れたことで「背景CGのクオリティーが高すぎ」「予算は大丈夫なのか?」など、X(旧Twitter)で話題になったことも記憶に新しい。 1年間、毎週放送する特撮作品でこれだけのハイクオリティーな映像表現ができた理由には、「バーチャルプロダクション」と「ボリュメトリックキャプチャー」の存在が欠かせない。 バーチャルプロダクションとは、バーチャル背景とその前景にいる被写体を一緒にカメラで撮影することで、リアルタイムに合成する撮影手法。近年では、LEDを敷き詰めた巨大スクリーン(LEDウォール)を使う方法も増えている。LEDは輝度が高く、CG合成でよく使われる「グリーンバック」では難しい反射や映り込みが再現できる他、天候やスケジュールに
ニッポン放送は6月20日、過去に放送した番組のアーカイブを配信するサブスクリプション型サービス「オールナイトニッポンJAM」を始めた。ニッポン放送が収蔵するマスター音源の中から2000年以降に放送した番組を順次配信する。料金は30日間で500円。 当初のラインアップは、2000年代に放送した「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」、2010年代の「ニューヨークのオールナイトニッポン0(ZERO)」、現在放送している「乃木坂46のオールナイトニッポン」など30番組で今後も追加していく考え。各番組を初回放送分から順次配信する(一部除く)。 ニッポン放送は「放送当時の時代背景やオリジナリティを尊重し、できる限り放送当時のままで配信する」という。ただし権利処理などのために一部聞き取り難い部分や差し替えた部分もあるとしている。 利用者は専用アプリ「オールナイトニッポンJAM」(iOS、Androi
東京大学と九州大学マス・フォア・インダストリ研究所、日本電信電話(NTT)の研究チームは11月24日、量子コンピュータでも解読できない新たなデジタル署名「QR-UOV署名」を開発したと発表した。 この署名は、既存の技術よりも署名と公開鍵のデータサイズが小さいのが特徴。多項式の割り算の余りを使って新しい足し算や掛け算ができる代数系「剰余環」を公開鍵に使うことで、安全性とデータの軽減を両立しているという。 現在普及している暗号技術には、 Webブラウザに使われる「RSA暗号」や、画像の著作権保護や暗号資産に使われる「楕円曲線暗号」がある。これらは、大規模な量子コンピュータが実現した場合、解読されるリスクがあるという。そのため、量子コンピュータが大規模化した時代でも安全に利用できる技術の開発が進んでいた。 中でも、1999年に提案され、20年以上にわたり本質的な解読法が報告されていない「UOV署
iOS 15から、日本で販売されたiPhoneを海外に持っていくとシャッター音が鳴らない設定が可能になったとツイートがされていた。 日本と韓国以外で販売されたiPhoneを両国以外の海外に持っていった場合、着信/消音スイッチのオレンジが見える状態にする、音量を下げるボタンで最大まで音量を下げることでシャッター音が鳴らなくなる。 海外版iPhoneを日本で使用した場合、シャッター音が鳴らなくなるように出来る仕様は、iOS 15をインストールしても変更はないようだ。 ちなみに、iPhoneカメラのシャッター音は、Macの現在の起動音を作ったジム・リークスがMacのスクリーンキャプチャ用に作成した音で、愛用のキヤノンAE-1のシャッター音をレコーディングしたものだという。 Macintoshの起動音を作った人たち 関連記事 Macintoshの起動音を作った人たち 新しいMacBook Proに
丸い台座の上に薪を組んだデザインで、内側にLEDで再現した炎の明かりがゆらめく。炎の自然なゆらぎを再現するプログラムを独自に開発した。薪部分にもLEDを内蔵し、内側から赤く明滅する。 薪の手前にあるセンサーに息を吹きかけると薪が勢いよく燃える演出に。薪は明るく光り、内蔵スピーカーから薪がパチパチとはぜる音が流れる。「音はたき火の魅力の1つ。里山に登って実際にたき火をして音を収録した」。 明るさは5段階、音量は2段階(+ミュート)で調節できる。電源は単三形アルカリ乾電池3本。 昨今のキャンプブームやASMR(Autonomous Sensory Meridian Respons)動画の流行を受け、2012年に発売した「FireWood」をリニューアルした。「細部までこだわった作り。思い立ったら気軽に始められて、火を使わないので環境にも優しい」としている。 関連記事 「ガリガリ君」削ってかき氷
APIの連携によって事業者は、AIの開発に必要な学習データや計算コストなどの初期投資をかけずに、自社サービスへのコメントの健全化に役立てることができるという。 今後もヤフーは誹謗中傷など悪質コメントに対する取り組みを進め、インターネット空間の健全化を目指すとしている。 関連記事 ヤフー、“ヤフコメ”のパトロールAIを外部提供へ 1日に2万件の誹謗中傷を削除可能 ヤフーが、「Yahoo!ニュース」コメント欄の健全化のため使用しているAIを、外部の事業者にも提供すると発表した。1日に平均約2万件の悪質な投稿を削除できる自然言語処理モデルを横展開し、投稿型サービスの健全化を図る。6月中をめどに、悪質なコメントへの対策強化に向けた検討会も開催する。 “繋がりすぎる”ネット時代の誹謗中傷問題、解決策はあるのか リアリティーショー番組でのSNS中傷を発端として、インターネット上の悪質な投稿に関する議論
ZEONIC TECHNICSは、作中に登場するモビルスーツ「ザクII」をモチーフにしたホビーロボットを組み立てながら、ロボティクスの基礎や、プログラミングの概念を学べるというもの。ジオン軍のモビルスーツを開発、製造していたジオニック社公認の「MS(モビルスーツ)講習キット」という設定で、バンダイの原田真史氏(新規事業室 デピュティゼネラルマネージャー)は、「ガンダムの世界に技術者の視点でダイブできる」と説明する。 対象は中学生以上。主人公機であるガンダムをメインに据える選択肢もあるように感じたが、企画当初から「ザクでいくと決めていた」(原田氏)という。 ガンダム世代の大人たちの遊び心もくすぐる、一風変わったSTEM教材は、どのように生まれたのか。 「最初からザクと決めていた」 2020年に小中学校でプログラミング教育が必修化されることもあり、原田氏がいる新規事業室では、STEM教材とホビ
経済産業省が7月1日に発表した韓国向け輸出管理の運用見直しは、各方面に大きなインパクトを与えた。当日の新聞には、いわゆる徴用工問題を念頭に「報復」「禁輸」など刺激的な見出しが踊ったが、実際には安全保障を全面に出した内容になっている。日本は何をしようとしているのか。7月前半の動きをまとめた。 7月1日 経済産業省が7月1日に出した「大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて」という発表文では、日韓関係を「信頼関係が著しく損なわれたと言わざるを得ない状況」とし、また「大韓民国に関連する輸出管理をめぐり不適切な事案が発生した」ことから、制度運用を見直すとした。 具体的には、(1)韓国をホワイト国のリストから削除する政令改正の手続きを開始、(2)7月4日からフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の韓国向け輸出を包括輸出許可制度の対象から外し、個別に輸出許可申請を求め審査を行う、の2点。 半導体の基
ソフトウェア開発会社の144Labは11月26日、同社が販売しているIoTデバイス「うんこボタン」の不具合について発表した。赤ちゃんの排泄をボタンを押すだけでクラウドに記録する「うんこボタン」は、これまで販売した全品が通信の不具合により動作しなくなったため、同社が回収し交換する。 不具合の原因は「2018年11月24日のうんこボタンサーバの通信環境アップデートにおけるミス」と同社は説明。後進復帰も不可能であるためボタンデバイス側のファームウェアを直接更新する必要があるという。 うんこボタンは、2つの押しボタンで赤ちゃんがうんこ、おしっこをしたタイミングをクラウドに記録。スマートフォンで使えるWebアプリとの連動により、固いか柔らかいかといった細かい情報を後で追加することもでき、それらの情報をLINEグループにより家族などと共有できる。2017年にMakuakeでクラウドファンディングし人気
日米の巨大ロボット対決が10月18日、動画サイト「Twitch」で配信された(YouTubeでアーカイブ視聴可能)。人が搭乗して操縦する「クラタス」を開発した日本の水道橋重工と、米国のロボット開発チームMegaBotsが全2試合を実施し、1勝1敗の引き分けとなった。 2015年にMegaBotsが水道橋重工に決闘を申し込んだことで対決が実現。17年夏に日本で実施した全2試合を配信した。 勝利条件は(1)相手ロボットをノックアウトする(2)相手ロボットを機能停止させる(2)パイロットが降参する、のいずれか。MegaBotsは2体のロボットを用意。1試合目は15年当時に公開した「Mk.II」(マークツー)を、2試合目は重量12トンの超巨大ロボ「Eagle Prime」を投入した。
とにかくすごい! 「Lightroom for iPhone」のHDR撮影を試してみる【追記あり】:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ) Lightroom mobileに「神アップデート」 「Adobe Photoshop Lightroom for iPhone」という長い名前のアプリがある。AdobeのPC用写真アプリ「Photoshop Lightroom」のiPhone版っていう意味だが、長いのでそのまま呼ぶ人はもちろんいない。 Adobeでは、iPhone版、iPad版(Adobe Photoshop Lightroom for iPad)とAndroid版(Adobe Photoshop Lightroom for Android)をまとめて「Adobe Lightroom mobile」と呼んでいる。 →Adobe Photoshop Lightroom for
戦後の混乱で消失した大太刀「蛍丸国俊」を復元するプロジェクトが11月1日にクラウドファンディングサイト「FAAVO」で公開された。開始から1日足らずで、目標額の5倍に相当する2500万円以上が集まり、発起人である刀鍛冶の福留房幸さんは「予想以上の反響で、担当者を含めてんやわんやの状態」と驚きを隠せないようだ。 蛍丸は、総長が4尺5寸(約136.36センチ)、刀身は3尺3寸4分5厘(約100.35センチ)の大太刀。建武3年(1336年)、武将の阿蘇惟澄が多々良浜の戦いで使用し、ボロボロになってしまったが、無数の蛍が刀に止まり、光に包まれるという夢を見た翌朝、刃こぼれのない美しい姿に戻っていた――という伝説が残っている。以後、熊本県・阿蘇神社に奉納されるも、太平洋戦争後の混乱で行方不明となり、現在現物は残されていない。 同プロジェクトは、岐阜県関市の刀鍛冶・福留房幸さんが中心となり、現存する資
会話が禁じられた謎のメタバース空間「ぷらっとば~す」なぜ炎上? 内閣府の孤独・孤立対策強化月間企画だが…… (2024年05月30日) iPhoneへの「マイナンバーカード」にまつわる誤解を解く プラスチックカードより安全だが課題もある (2024年05月31日) 税込み5万8800円で買える「10.9インチiPad(第10世代)」の実力を最新iPad Proユーザーが改めてチェックした (2024年05月29日) 全面ガラス張りで高級感もあるAndroidポータブルデバイス「AYANEO Pocket S」誕生 (2024年05月31日) Z世代はオンラインと現実社会の人格ギャップに悩んでいる? レノボが「デジタルウェルネスキャンペーン」を展開する理由 (2024年05月30日) 約3万円台半ばでペン付きのAndroidタブレット「Lenovo Tab M11」を試す コンテンツ消費には
米Microsoftの研究部門であるMicrosoft Researchは4月11日(現地時間)、Microsoft Excelのアドイン「GeoFlow」のプレビュー版を公開したと発表した。Excelのデータを地図上の3Dグラフに視覚化し、データを視覚的に分析したり、地図上を移動したり時間軸を移動したりできる“インタラクティブなツアー”を作成できる。 「"GeoFlow" Preview for Excel 2013」はMicrosoftのDownload Centerから無料でダウンロードできる。利用するには、Windows 2008 R2(.NET Framework 4.0が必要)/Windows 7/Windows 8上のOffice Professional Plus 2013あるいはOffice 365 ProPlusが必要。また、Bing Mapsのデータを利用するため、イ
スマートフォンを使いこなすのには、アプリをいろいろダウンロードしてカスタマイズする必要がある、という話には一理あるが、必ずしも正しくはない。さまざまな情報とサービスを集約するアプリが1つあるだけでも、スマートフォンはぐっと使いこなせるようになるのだ。 スマートフォンの特長は、多種多様なアプリをインストールして、自分好みにカスタマイズできることであり、それこそが、使いこなしの近道だと考えている人も多いだろう。しかし、スマートフォンを使いこなすのに“アプリ集め”の努力は必ずしも必要ではない。なぜなら、スマートフォンが持つポテンシャルを引き出せる「ポータルアプリ」が存在するからだ。 画面オンの次は“Yahoo! JAPANを開く” 2月25日に、これまでのアプリからユーザーインタフェース(UI)を刷新し、新しく生まれ変わった「Yahoo! JAPAN」アプリは、まさにこのポータルアプリの1つだ。
「Yahoo!検索」の検索画面のデザインが2月5日、約8年ぶりに大幅リニューアルした。検索窓やボタンのデザインをシンプルにし、「より検索結果に注視できるビジュアルにした」という。 要素の配置は従来のものを踏襲。使い勝手に変化がないよう配慮しつつ、検索窓の窓枠をシンプルな線に変えたり、検索ボタンや条件指定ボタンの影をなくすなど、フラットで装飾要素を極力廃したデザインを変更した。 検索窓は多くのユーザーが日常的に使うサービス。デザインを変更すると、使い方に戸惑ったり慣れるまで時間がかかるなど使い勝手が変わる可能性があるため、2005年のリニューアル以来、大きなデザイン変更は行ってこなかった。 だがここ数年でタブレットのような新しいデバイスが登場し、検索の利用シーンも大きく変わってきたことなどから、「Yahoo!検索も変化していく必要がある」とリニューアルを実施。検討とテストを1年間以上繰り返し
テレビを全チャンネル1週間分まるまる録画して、後から見たい番組を探して楽しめるとして、一部で熱い注目を集めていた「SPIDER」シリーズだが、ついにその地上デジタル放送対応家庭用モデルが、開発中であることがPTPの製品Webサイト、およびTBS系のテレビ番組「がっちりマンデー!!」を通して発表された。 同製品については、価格など未公表の部分も多いが、公式Webサイトを注意深く見ると、「驚くほど静か」「リモコンの秘密」「ソーシャル連携」「強力な検索機能」といった機能の項目が並んでおり、2012年の年末を予定している発売のタイミングが近づくにつれて、徐々に情報が明らかにされるものと思われる。 なお、SPIDERシリーズの前製品の工業デザインは、KDDIの「ジュニアケータイ」やJR東日本のサイネージ自動販売機のデザインでも有名な柴田文江氏が行ってきたことから、おそらく新製品も同氏が手がけるものと
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