国際宇宙ステーション(ISS)のコンピュータがマルウェアに感染したと、セキュリティ企業各社が8月27日、報道などを引用して伝えた。 F-Secureのブログによれば、感染したのはオンラインゲームのパスワードを盗み出すマルウェアだった。もっとも、ISSではインターネットに接続することができないため、パスワードが盗まれる術もなかった。 マルウェアは、USBメモリを通じてISSのノートPCに感染したもよう。英Sophosの研究者グラハム・クルーリー氏がブログで伝えたところでは、幸いマルウェアはウイルス対策ソフトで検知され、感染が拡大することはなかった。しかし、「なぜ宇宙へ持っていく前にウイルスチェックをかけておかなかったのか」とクルーリー氏は疑問を呈している。 過去のセキュリティニュース一覧はこちら