小泉今日子、深津絵里、SMAPをはじめ、多くの著名人から信頼を受けて仕事をする写真家、若木信吾さんは、映画監督、雑誌の発行人、本屋のオーナーと、キャリアを重ねるごとに活動の幅を広げてきました。「よく、いろんなことを同時にできますね?」と言われることもあるそうですが、ご自身の中では経験したことを軸に「自分にもできそうなこと」を積み重ねてきたのだそうです。しかし、その過程には越えるべき壁があり、簡単に実現できることではありません。どうして若木さんは写真家として活躍しながらも、ジャンルを越えて新しい試みを続けることができるのか、お話を伺いました。 「Will Power」の強い人が、やりたい仕事を実現できる。 若木:「やらないで後悔するより、やって学ぼう」という気持ちが基本にはあります。「Noting to lose」という言葉もあるけれど、初めての分野であれば失敗しても失うものはない。僕にとっ