100年に1度と言われる再開発が進む渋谷で、昨年4月にオープンした「SHIBUYA CAST.」。クリエイティブな体験を提供するこの複合施設において、訪れた人の感性を刺激する、印象的なファサードとランドスケープのデザイン/監修を担当したのが、noizの豊田啓介氏だ。「情報建築学」を提唱する豊田氏は、「渋谷」という街をどう捉え、デザインに臨んだのか。そして、建築の未来、東京という都市の行く先とはーー。海外の状況や建築を変えつつある技術についての話も交え、じっくりと聞いた。(編集部) テーマは「集まることで見えてくるもの」 ――豊田さんは建築にコンピューテーショナル・デザインを取り入れた「建築情報学」を提唱し、大学教育への提言もされています。「情報」という観点からすると、渋谷駅からほど近い「SHIBUYA CAST.」という場所は、どう捉えることができますか。 「SHIBUYA CAST.」
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