どんなに「なんでも話して」と懐の深さを見せていたとしても、「結局、薄い一般論しか出てこない」なら、それは単なるポーズでしかなく、余計に信頼できなくなります。そして、「この人に真面目に話しても意味がないから、話すなら別の人にしよう」となり、上辺のコミュニケーションしか生まれなくなります。信頼を失うのは一瞬ですが、取り戻すのはとても困難です。 一歩ずつ距離を縮めていくことが、一番身近なコツ 逆に、信頼される人の特徴として、「簡単に結論付けたりしない」ことがあります。たとえば、明石家さんまさんがゲストの話を「まあ、人それぞれやから」と切り捨てているところをほとんど見たことがありません。「○○はこう思ってんねやろ」「でも、こういうこともあるわけや」と、きちんと“それぞれ”の中身を自分の言葉にして場に戻し、ときには「○○ちゃうか?」と意見を付け加えながら話を進めている印象があります。「聞いた振り」を