この連載「中判カメラANTHOLOGY」第3回で「ライカS3」を取り上げたが、今回は少し時代を遡り、Sシリーズ最後のCCD搭載モデル「ライカS-E(Typ 006)」をご紹介する。 2014年、CMOSセンサー搭載のライカS(Typ 007)と同時に発売された本機は、ライカS(Typ 006)をベースに筐体トップカバーとダイヤルの色が変更され、エントリーモデルに位置づけられた機種である。 今回は実際にお使いの方から実機をお借りしたもので、メーカーのデモ機ではない点を補足しておきたい。 Sシリーズ独自のボディ ライカSシステムの登場から2020年のライカS3まで、ほぼ形が変わらなかった台形デザインに目を向けていこう。単体で見るとそれなりの大きさではあるが、645判をベースにした中判デジタル機と比べるとかなり軽量・コンパクトに仕上がっている(バッテリー含む1260g)。少し前の135判フラッグ
「デザインでは先駆者だったが、ほかのメーカーのデザインが良くなり、しかも私たちの製品より低価格で提供されている。そしてそれを乗り越えるだけの販売力が維持できていない」 新興家電メーカー・バルミューダの寺尾玄社長は5月10日決算会見で、悔しさをにじませてそう語った。同社は2023年12月期決算で、13億7500万円の営業赤字に転落した。 バルミューダは2015年に発売した、パンをおいしく焼けるトースターが大ヒット。その後も電気ケトルや炊飯器など、従来のイメージを覆すようなおしゃれなデザインや斬新なアイデアで一世を風靡した。 2020年には東証マザーズ市場(現グロース市場)に上場を果たし、コロナ禍では巣ごもり需要を捉えて大幅に売り上げを伸ばしてきた。 購入層に商品が行き渡った が、足元は反動減に苦しんでいる。赤字だった2023年度から、2024年度は1億5000万円の営業黒字へ大幅改善を目指し
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