モデル駆動開発とは モデル駆動開発とは、自然言語を主体としたドキュメントではなく、図形言語を用いて要求仕様をモデル化(形式化)し、あいまいさを排除するソフトウエア開発方法論です。 モデル駆動開発の例として、UML(Unified Modeling Language)が、主に組み込み系のソフトウエア開発で広く利用されています。では、業務アプリケーション・システムの開発において、同様の方法論が一般的になっているでしょうか。 現実は、限定的に、詳細設計以降のごく一部でしか利用されていないのが実情です。筆者が知る限り、表向きはUMLを標準にしていると言いながら、裏では相変わらず自然言語を用いたドキュメントを中心に開発を進めているプロジェクトが多いです。 この原因は、3つあると考えます。 スクラッチでゼロからソフトウエアをコーディングする比率が低くなった。 ユーザー部門とUMLで仕様を確認することが