服用する薬の用法、用量などを記録し事故防止などに役立てる「お薬手帳」について、調剤薬局が相次いでその電子版の提供に乗り出している。スマートフォン(高機能携帯電話)などを使い服薬履歴を確かめられるなど利便性が高い。医療情報などの電子化を進める政府構想を先取りした形で今後も参入が予想される。(柳原一哉) 業界大手アインファーマシーズはNTTドコモと組んで開発した電子版お薬手帳の提供を昨年7月から全国500店で始めた。 薬局で発行された紙の保険調剤明細書のQRコードをスマホで読み取ると、薬剤の用量、用法などのデータが取り込まれる。手元にスマホさえあれば患者はいつでも簡単に薬を確かめられるほか、設定しておくだけで飲み忘れをアラームで知らせる機能も使える。 「薬の飲み方が分からなくなったりする患者は多いが、薬局での対面指導には限界がある。スマホを服薬支援に活用したいというのが当初の動機だった」(アイ
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