OKIは、このたび歩行などの大きな動きから呼吸などの微細な動きまでを区別できる人感センサー技術を開発しました。この技術は安静中の人のわずかな動きでも検知できるもので、日常生活における健康面の異常の予兆把握などへ応用が可能です。OKIは本技術のセキュリティや高齢者・要介護者の見守り分野などへの適用を目指します。 従来技術の比較例:日常生活シーン 無人の室内に入室し椅子に座るシーンの検知例:生活行動の変化を把握できます。 近年、セキュリティや見守り、省エネなどの分野において、人の存在を検知する焦電型赤外人感センサー(注1)が幅広く使われています。この技術は、動いている人の検知には適していますが、安静中の人の検知に課題がありました。OKIは、障害物を透過・回り込む性質をもち、人の大きな動きだけでなく呼吸心拍などの微細な動きに反応できるドップラー効果(注2)を利用したマイクロ波電波センサー(注3)