図4 パイオニアの眠気予測ハンドルセンサー・システム<BR>ハンドルを両手で握ることで,ドライバの脈拍が測定可能。眠いときに脈拍のテンポがゆっくりになるという特徴を利用して,うとうと度を判定する。あるしきい値を超えた場合は,アップテンポの曲など,眠気を覚ます音楽を流したり,休憩をうながしたりする。 図5 パイオニアの眠気予測手法<BR>人は眠いときに心拍数が低下する。運転中など眠れない状態では,眠りに向かおうとする状態と覚醒させようとする状態とが交互に現れる。心拍数が下降し始めた個所と現在の心拍数の差から「うとうと度」を算出し,人の状態を判断する。 心拍数低下やゆらぎで眠気を測定 脈拍から人の意識状態を調べる取り組みをしているのがパイオニアである。ハンドルに組み込んだ電極から脈拍を読み取るシステムを試作し,実験を行っている(図4[拡大表示])。 このシステムではハンドルの裏側に導電性の樹脂
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