パナソニックは、Blu-ray DiscにY/Cb/Cr各々12ビットの映像を収録する新技術「マスターグレードビデオコーディング」(MASTER GRADE VIDEO CODING、略称「MGVC」)を開発した。 通常のBDは、Y/Cb/Crがそれぞれ8ビット(計24ビット)で記録されている。今回開発した新技術のMGVCでは、スタジオマスターと同様の各々12ビット(計36ビット)の映像をBDに記録することが可能。同社では「世界で初めてスタジオマスターと同等の36ビット高階調映像を実現した」としている。 米国・カリフォルニアにあるパナソニックハリウッド研究所(PHL)所長の柏木吉一郎氏が中心になって開発した技術。同氏はBlu-ray規格の策定に深く関わったほか、スタジオジブリ作品など、数々のBD/DVD作品のエンコードを担当していることでも知られる。柏木氏が担当したスタジオジブリ作品では、