9.1. iptablesのコマンドの基本説明してきたように、ルールとは、カーネルがパケットの処置について指示を仰ぐ、行単位の記述だ。そのパケットに完全に一致する評価基準 (つまりマッチ) が見つかると、ターゲット (ジャンプ) に書かれた指示が実行される。我々が記述するルールは、通常、下記のような書式を採る: iptables [-t テーブル] コマンド [マッチ] [ターゲット/ジャンプ] ターゲット指示は行末に置かなければならないという根拠はどこにもない。しかし、読みやすさの面から、この文法に付き従うことが多い。ともかく、あなたが目にするほとんどのルールはこの書式を採っているだろう。そのおかげで、誰の書いたスクリプトを読んでも、文法に惑わされることなくルールがすぐに理解できる。 標準以外のテーブルを使いたい場合には [テーブル] のところでテーブルを指定してもいい。しかし、どのコマ