KDDIの携帯電話サービス「au」は,同社の利益の大半を生み出す中核事業である。その携帯電話サービスを支えるインフラは,IP化および次世代ネットワークへの統合という転機を迎えようとしている。その要となるIMSの本格運用に向け,準備を整えている。 他事業者よりも遅くスタートするLTE 同社の現行の携帯電話サービスは,第3世代(3G)携帯電話サービスの一つ「cdma2000」である。cdma2000は,主に音声通話向けの回線交換方式による狭義のcdma2000と,高速データ通信向けのパケット交換方式「cdma2000 EV-DO」の2方式に分けられる。基地局は2方式で共用するが,コア側は別に作られている。 EV-DOは,音声通話に適した仕様として作られたcdma2000では高速なデータ通信が難しかったため,データの送受信に最適化した拡張仕様として作られた。当初は「evolution-data
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