スマートハウスとは 近年、CO2削減や環境産業創出のため、スマートグリッドが各国で推進されています。スマートグリッドとは、はっきりとした用語の定義はありませんが、電力網やガス網など社会インフラ上の機器から情報を集約して解析し、インフラ上の機器のエネルギ消費量を最適化する、という試みです。 最近では特に、スマートグリッドの1つの構成例として、宅内をネットワーク化した"スマートハウス"が注目されています。今回の記事では、スマートハウスを構成する通信規格と、通信規格を駆使したスマートホーム・アプリケーションの基盤となる規格のOSGiについて解説します。 スマートハウスは、図1のような構成になっています。 スマートハウスの中心となる機器は、ホーム・ゲートウエイ(HGW)と呼ばれるゲートウエイ装置です。通信キャリアやスマートハウス事業者によって配布されます。機器同士がHGWを介してつながって連携する