Oracleが今後推進していくRIA技術「JavaFX」は、ツールの整備が進んだことで、ようやく実用フェーズに入ったといえる。日本ではしっかりと語られる機会がほとんどなかったJavaFXについて、「Oracle Sun Technology Updates」で情報収集するのは賢明かもしれない。 RIA――リッチインターネットアプリケーションという言葉が使われるようになってかなりの時間が過ぎた。AdobeやMicrosoftが先行するRIAの市場だが、第3勢力ともいえる存在が猛烈な追い上げを見せようとしている。それがOracleの「JavaFX」だ。 JavaFXは2007年のJavaOneでSun Microsystemsが発表した一種のRIA技術。Java VM(仮想マシン)向けにコンパイルするスクリプト言語「JavaFX Script」を軸に、Javaプラットフォームが持つ機能を生かし