イラストコミュニケーションサービス「pixiv」を運営するピクシブ社に勤めるトランスジェンダーの社員(30代)が、男性上司からセクハラを受けたとして、男性上司および同社に対して、慰謝料約555万円を求める訴訟の第1回口頭弁論が9月8日、東京地裁であった。 男性上司は自身の行為と損害との因果関係および一部事実関係を争うなどとして請求棄却を求めた一方、ピクシブ社は争うことなく原告側の請求を認諾。同社代理人は、請求額をすみやかに支払う意向を示した。 原告側は、男性上司個人に対し、休職期間中の逸失利益や追加の治療費などについて請求の拡張をする意向を示したが、同社に対してはこれ以上請求しないとし、同社との係争は請求額が支払われる形で終わる見込みだ。 提訴時の会見によれば、男性上司は「キャバ嬢にしか見えない」など性的な発言をしたり、セクハラ発言を謝罪した際も「男だから平気だと思った」「これからはお前を
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