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ブックマーク / blog.ohgaki.net (9)

  • SSL暗号を無効化する仕組み – BREACH, CRIME, etc

    (Last Updated On: 2018年8月4日)CRIMEやBREACHといったSSL暗号を無効化する攻撃を知っている方は多いと思います。しかし、その仕組みや攻撃方法は広くは理解されていないようです。Webシステムに関わる方であれば、BREACH攻撃の原理と対策を理解しておいて損はありません。BREACHや類似の攻撃は全く難しくありません。直ぐに理解できると思います。原理は簡単です! CRIMEとBREACH攻撃 CRIMEもBREACHも暗号を解読せずに暗号コンテンツを解読する攻撃です。暗号を直接解読するのではなく、圧縮後のサイズ変化を利用したサイドチャネル攻撃を行います。サイドチャネル攻撃とは攻撃対象のセキュリティ対策(CRIME、BREACHの場合は暗号)などを直接攻撃するのではなく、動作を観察して攻撃する手法です。前回のエントリで紹介したタイミング攻撃では、コンピューターの

    SSL暗号を無効化する仕組み – BREACH, CRIME, etc
  • yohgaki's blog - 画像ファイルにJavaScriptを隠す

    (Last Updated On: 2014年12月5日)前回のエントリでイメージファイルにスクリプトを埋め込んで攻撃する方法について記載しましたが、最近イメージファイルにスクリプトを埋め込む事例が話題になったためか ha.ckersにJavaScriptをイメージファイルに隠す方法が紹介されています。 http://ha.ckers.org/blog/20070623/hiding-js-in-valid-images/ <script src="http://cracked.example.com/cracked.gif"> などとXSS攻撃を拡張する手段に利用可能です。サンプルとしてFlickerにJavaScriptを埋め込んだイメージファイルがアップされています。 このイメージファイルは上手く細工しているので画像としても表示され、JavaScriptも実行できます。 Flicke

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  • Rails4セキュリティ リローデッド(仮)

    (Last Updated On: 2018年8月8日)前回公開したRails4セキュリティのスライドは誤解をされる可能性があるのでは?と指摘される方も居たので「Rails4セキュリティ リローデッド」として追加情報を加えたスライドを作ろうかと思っていました。確かに、今見直したら肝心な所で追加し忘れてる部分があって誤解しやすい、というか言いたい事が分からないかも知れません。 入力パラメータをバリデーションするとは、バリデーションするメソッドを作ってバリデーションする、ことです。必須・許可設定だけだとモデルに渡すデータがどれかしか分かりません。許可設定と同時にバリデーションする事が良い、という事です。少なくともここだけは直した方が良さそうです。 あまり時間が取れなかったのでスライドを作るために作ったメモを取り敢えず公開します。スライドにして欲しいという方が多ければスライドにするかも知れません

    Rails4セキュリティ リローデッド(仮)
  • Git Hubの脆弱性とMass Asssignment

    (Last Updated On: 2018年8月13日)Git HubがMass Assignment脆弱性に脆弱で他のレポジトリが見れる状態だったらしい。問題は既に修正されています。 この脆弱性はRailsに限った事ではないし、古くからPHPを使っているユーザにとってはある意味懐かしい脆弱性でもあると思ったのでエントリを書いてみました。 Mass Assignment脆弱性はRuby on Rails Security Guidesにも記載されている脆弱性でActiveRecordの値をハッシュで一度に設定できる機能の脆弱性です。具体的には以下のようなコードが問題となります。

    Git Hubの脆弱性とMass Asssignment
  • もうバージョンアップで困らない – PROVE for PHP

    (Last Updated On: 2018年8月14日)昨年のPHPカンファレンスで紹介したPORVE for PHP 開発版の公開を始めました。PROVE for PHPはこんなテストが出来ます。 PHPをアップデートしてアプリに影響が無い事を検証する PHPアプリをアップデートしても以前と同じように動作する事を検証する 使い方もとても簡単です。 テストケースの作成はブラウザからアプリを利用するだけ ロードバランサを用いて実運用サーバからのテストケースも作成可能 テストの実行はプログラムを実行するだけ 違いが在った場所はプログラムの何処か確実&簡単に判明 http://www.provephp.com/ 現状 CUIとコマンドツールでの管理のみ GUI(Web、GTK)は順次整備予定 PROVEを利用すればPHPセキュリティパッチがリリースされた場合に、アプリケーションの動作チェック

    もうバージョンアップで困らない – PROVE for PHP
  • gihyo.jpのRasmusさんインタビューの補足

    (Last Updated On: 2011年1月9日)私がインタビューアーと執筆を担当させて頂いたRasmusさんへのインタビュー記事は好評だったようです。 http://gihyo.jp/news/interview/2010/rasmus この記事の中で「美しいツールは美しい問題を解決するためには非常に効果的かも知れませんが,多くの場合は必要がありません。さまざまなルールを作り,フレームワークを使い,モデルやビューを使って解決できない問題があるのです。」の部分は解説が無いと理解できないかも知れません。Rasmusさんなら私と同じようにこう思っているハズという補足なので外している可能性もありますが、この部分の意図を補足します。 Rasmusさんもパフォーマンスについてはかなりうるさい方です。RasmusさんがYahooの為に働き出した頃「statシステムコールが多すぎて遅くなる」と文句

    gihyo.jpのRasmusさんインタビューの補足
  • SET NAMESは禁止

    (Last Updated On: 2018年8月13日)MySQLには文字エンコーディングを変更する「SET NAMES」SQL文が用意されています。(PostgreSQLも同様のSQL文、SET CLIENT_ENCODINGがあります)この機能はSQLコンソールからは使ってよい機能ですが、アプリケーションからは使ってはならない機能です。SQLインジェクションに脆弱になる場合があります。 Ruby on Railsを読んでいて、ActiveRecordを説明している部分にMySQLの文字エンコーディングを変更する場合の例としてSET NAMESが利用されていました。アプリケーションからはSET NAMESは使ってはならない事を周知させるのは結構時間が必要かなと思いました。 PHPも5.2の途中からMySQLモジュールにlibmysqlの文字エンコーディング設定APIのラッパー関数が

    SET NAMESは禁止
  • PHPが文字エンコーディング攻撃に強い理由 – HTMLエスケープ

    (Last Updated On: 2018年8月13日)PHPが文字エンコーディング攻撃に比較的強い理由は入出力の文字エンコーディングのバリデーション(サニタイズ)が行えるだけではありません。PHPが提供するHTMLエスケープ関数が文字エンコーディング攻撃に対して強い事も理由の一つです。 PerlHTMLエスケープと言えば、<,>,&,”,’をエンティティ変換するコードが一番に見つかります。 「perl html escape」でググると一番に見つかったページは次のページです。このページではまだ3バイトEUCの場合の例、CGIモジュールを使った例も載っているので良い方でしょう。 http://saboten009.blogspot.com/2008/04/perlhtml-xss.html 少し前にPerl, Ruby,Pythonユーザは検索で有用なセキュリティ情報を得られるのか?と

    PHPが文字エンコーディング攻撃に強い理由 – HTMLエスケープ
    hisaichi5518
    hisaichi5518 2009/09/30
    標準モジュールで出来るから関数では必要ない。
  • 何故かあたり前にならない文字エンコーディングバリデーション

    (Last Updated On: 2018年8月8日)私が4年前(2005年)に「Webアプリセキュリティ対策入門」を執筆していた時には、既に壊れた文字エンコーディングなどの不正な文字エンコーディングを利用したJavaScriptインジェクションやSQLインジェクション攻撃は比較的広く知られていました。この問題は当時のスラッシュドットジャパンでも取り上げられていました。/.で取り上げられたので、そこら中のWebサイトとユーザが被害に合うのでは?とヒヤヒヤしたので良く覚えています。 不正な文字エンコーディングを利用した攻撃は、文字エンコーディングを厳格に取り扱い、文字エンコーディングをバリデーションすれば無くなります。これを怠ると、システムのどこで問題が発生するか予想できなくなります。つまり、いい加減に文字エンコーディングを取り扱うと安全なシステムは作れないのです。 参考:エンジニア向けに

    何故かあたり前にならない文字エンコーディングバリデーション
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