古事記に記されている筑紫、日向の橘小門(たちばなのをど)の阿波岐原(あはぎはら)で、禊(みそぎ)をせられた時の服装により、併せて埴輪等を参酌した。 頭に冠をかぶり、髪はみづら、衣は筒袖、裳をつけ倭文布(しづり)の帯をしめる。ゆったりとした褌(はかま)には足結(あゆい)をほどこし、頸に頸玉(くびだま)、両手に手纒(たまき)の玉、皮履をはき、杖を持っている。 注、日本書紀には裳の記述はない。 1 布(きぬ)の冠(かんむり) 2 美豆良(みづら) 3 頸珠(くびたま) 4 衣(きぬ) 5 衣の胸紐(むなひも) 6 杖(つえ) 7 手纒(たまき)の紐(ひも)と手珠(てだま) 8 倭文布(しづり)の帯(おび) 9 頭椎(かぶつち)大刀(たち) 10 裳(も) 11 足結(あゆい)の緒(お) 12 褌(はかま) 13 皮履(かわぐつ)