テレビを見ても、新聞の折り込み広告を見ても、お鍋まっ盛りのシーズン。しゃぶしゃぶや沖すきのようにメインの食材から始めてお野菜に移り、シメは雑炊になったり麺を入れたり‥という変化を楽しむほどは、残念なことに食べられなくなりました。そんな二人ぶんの冬の食卓にちょうどいいのが、タジンのお鍋。 メインになる材料は牛・とり・豚・魚介‥なんでもありで、それがなければ油揚げでもちくわでも、という自由さがうれしい鍋です。 ただ、うちではこれに欠かせないのが塩漬けレモンで、つい先日ことしはじめてのタジンを作ったとき、久しぶりのことで、できあがったところで塩レモンを入れ忘れたことに気がついたのですけど、すでに遅し。 鍋を煮はじめる前に、詰めた材料のてっぺんにきざんだ塩レモンを散らし、鍋のフタを伝って全体にまわる湯気といっしょに、レモンの香りと塩気が行きわたるのでなくてはタジンにならないことを思い知りました。
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