長い目で見た時、もともと過疎化が続いていた東北の被災地では、文化財を守っていくことは、生命財産を守るの準じて重要視していく必要があると思います。 というのも、たとえ、こぎれいな場所になっても、文化と歴史がすっかり消えて「故郷」らしさが見いだせなくなれば、若い世代が戻ってくる理由がなくなるからです。 阪神大震災では、神戸というのは新しい町ではなく、ずっと昔からの歴史があることが、震災後の復興に伴う文化財調査によって、住民に知られ、より誇りをもてる町として蘇ったそうです。 読売新聞できょう(2013年3月20日)「被災した文化財の今」を追うルポ連載がはじまりました。(ネットは、読売プレミアムのみ) 以下、1回目の概略です。ただでさえ人間が戻れない状態ですから、福島の20キロ圏内は大変ですね。 記事によって、大変さはわかったのですが、気になるのは、放射能の汚染との「戦い」についてあんまり触れられ
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