ブックマーク / www.jimbunshoin.co.jp (23)

  • 読書装置と知のメディア史 - 株式会社 人文書院

    序章 問題の所在と研究の方法 一 問題の所在 1 明治三〇年生まれと書物の関わり/2 図書館歴史の中での位置づけ/ 3 『資論』の読書史の中での位置づけ/4 現代の中の過去と過去の中の現代 二 先行研究の知見 1 先行研究の方法と知見Ⅰ――図書館史/2 先行研究の方法と知見Ⅱ――読書史 三 研究の視座 四 書の構成 第一部 読書装置の黎明 第一章 明治民権運動における声と活字と書籍館 ――集会条例による政治/学術の区分の発生とその内外領域 一 書物を読むこと・集めること・語ること 二 集会条例施行以前の演説 三 集会条例の施行と「政談/学術」という区分の芽生え 四 政談演説の回避としての懇親会と学術演説 五 政談としての新聞解話会 六 非政治空間としての学校の成立 七 教育令に依らない教育文化の場と書籍館 八 問題化しない存在としての書物 第二章 明治後期の巡回文庫と地域組織―

    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2024/01/08
    『読書装置と知のメディア史 近代の書物をめぐる実践』
  • 入管を問う - 株式会社 人文書院

    入管行政の権力神話を解体する 「不法滞在者」はいかなる暴力を受けても仕方がないのだろうか。なぜ、収容者の命がけの訴えは信用されないのか。そもそも入管法違反とは悪なのか。多角的な観点から入管政策を問い直し、その特質と構造を明らかにする。入管行政によって排除された無登録移民が「社会的に生きられる」社会を実現するための嚆矢となる一冊。 政治的に存在しなければ、国民国家という政治社会秩序のなかでは、存在していないのと同じことである」と述べたのは、みずからも移民出身の社会学者アブデルマレク・サヤドである。政治的な存在として認知されなければ、社会的な存在をも否定される、とサヤドは論じる。実際、マイノリティは発言しても顧みられることがないし、そもそも発言の場そのものが、与えられてこなかった。新聞や雑誌、テレビなどマスコミの媒体で、意見を求められ、発言の機会が与えられるのは、多くの場合、「有識者」である。

    入管を問う - 株式会社 人文書院
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2023/07/18
    『入管を問う 現代日本における移民の収容と抵抗』
  • 弱者に仕掛けた戦争 - 株式会社 人文書院

    アメリカ優生学運動が目指したものとは何だったのか? ナチのホロコーストで膨大な数の人びとの生命を奪った優生思想は、アメリカにおいていかに暴走を始めたのか。背景には、「超越人種」の存在を信じ、地道に教えを説き奔走する科学者たち、そして彼らに莫大な資金を投資する財団や研究所があった。診療記録から書簡まで、厖大な資料をもとに当時の人びとの声を甦らせ、現代社会にも根深く息を潜める優生学の拡大をつぶさに追う渾身の書。 「今回、書を邦訳しようと思ったのは、書がこれまでのアメリカ優生学運動史のみならず、国際的な優生学運動史を塗りかえる内容となっているからである。(…)アメリカ優生学運動や戦前の国際優生学運動の全貌を解き明かすプロジェクトは、一人の歴史研究者では一生涯をかけても達成不可能な仕事に思われるのだ。だが、ブラックはこの遠大なプロジェクトを圧倒的な調査力をもってやってのけた。」(監訳者解題より

    弱者に仕掛けた戦争 - 株式会社 人文書院
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    hituzinosanpo 2022/03/06
    『弱者に仕掛けた戦争 アメリカ優生学運動の歴史』
  • もんじゅの夢と罪 - 株式会社 人文書院

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    hituzinosanpo 2022/02/18
    『もんじゅの夢と罪 旧動燃幹部の妻と熊取の研究者の「闘い」』
  • インターセクショナリティ - 株式会社 人文書院

    はじめに 第1章 インターセクショナリティとは何か? インターセクショナリティを分析ツールとして使用する インターセクショナリティという枠組みの核となるアイディア 第2章 批判的な探求と実践としてのインターセクショナリティ 批判的探究としてのインターセクショナリティ 批判的実践としてのインターセクショナリティ 探求と実践の相乗効果 批判的であるとはどういうことか 第3章 インターセクショナリティの歴史を整理する? インターセクショナリティと社会運動アクティビズム インターセクショナリティの学術界への制度的統合 その名前が意味するものとは? 第4章 インターセクショナリティのグローバルな展開 インターセクショナリティと人権 さらに詳しく――交差的な枠組みと人権政策 インターセクショナリティとリプロダクティブ・ジャスティス デジタル・ディベート─ インターセクショナリティとデジタル・メディア

  • 反日 - 株式会社 人文書院

    まえがき 序章 東アジアの反日主義(と親日主義) 第1章 ブルース・リーとゴジラが出会う時 ――帝国横断的なキャラクター、反日主義、反米主義、脱植民地化の失敗 第2章 「日鬼子」 ――中国における反日主義の条件とその限界 第3章 恥辱の身体、身体の恥辱 ――「慰安婦」と韓国の反日主義 第4章 植民地時代へのノスタルジーまたはポストコロニアル時代の不安 ――「光復」と「敗北」のはざまにいるドーサン世代 第5章 “愛という名のもとに” ――批判的地域主義とポスト東アジアの共生 第6章 もうひとつの和解 ――親密性、先住民族性、そして台湾の異相 エピローグ 反日主義から脱植民地デモクラシーへ ――東アジアにおける若者の抗議運動 訳者あとがき 日はなぜ恨まれるのか? 近年アジアで繰り返された「反日デモ」を見るたびに、多くの日人はこう感じたのではなかったか。「なぜいまだに我々は憎まれるのか?」

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    hituzinosanpo 2021/08/05
    『反日 東アジアにおける感情の政治』
  • ボランティアとファシズム - 株式会社 人文書院

    のボランティアは、東京帝大の学生たちによる関東大震災後の救護活動およびセツルメントの開設に端を発する。だが、ヒトラー・ドイツに学んだ日国家は彼らの社会貢献を制度化し、「勤労奉仕」に組み換える形で戦時体制に取り込んでゆく。20世紀史を鏡に、私たちの自発性と強制性の境を揺さぶる渾身の書。 序章 いまなぜ「ボランティア」なのか? Ⅰ 日の「ボランティア元年」――デモクラシーの底辺で 1 この私を待つ人たちがいる! 2 自発性と社会貢献の歴史を見つめなおすために Ⅱ 自発性から制度化へ――奪われたボランティア精神 1 発展する国家を巨大自然災害が襲った 2 震災救護活動のなかで――ある大学生たちの歩み 3 「東京帝国大学セツルメント」の創生 Ⅲ ヒトラー・ドイツの「労働奉仕」――日が学んだボランティア政策 1 ボランティア労働とナチズム 2 労働奉仕と自発性――そもそもボランティアとは何

    ボランティアとファシズム - 株式会社 人文書院
    hituzinosanpo
    hituzinosanpo 2020/05/27
    『ボランティアとファシズム 自発性と社会貢献の近現代史』
  • その後の福島 - 株式会社 人文書院

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    hituzinosanpo 2019/07/06
    『その後の福島 原発事故後を生きる人々』
  • 戸籍と無戸籍 - 株式会社 人文書院

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    hituzinosanpo 2017/05/17
    『戸籍と無戸籍  「日本人」の輪郭』
  • 脱原発の哲学 - 株式会社 人文書院

  • アフリカを活用する - 株式会社 人文書院

    はじめに 1 植民地を通しての世界化 2 世界史の転換点 3 アフリカから考える 第1章 植民地の動員・戦争のなかの植民地 1 戦場跡から 2 植民地からの兵士と労働者 3 フランスの兵制改革 4 植民地の征服----帝国を作ったのは何か 5 各地の事情 6 黒人兵を集める 7 黒人兵のまなざし 8 ムリッド教団 第2章 「精神の征服」 1 ジョルジュ・アルディと『ある精神の征服』 2 アフリカ版二人の子どもの巡歴『ムサとジ=グラ』 3 アフリカ人の手記『大いなる慈愛』 4 『わが家の見知らぬ人たち』から読み解くフランス-アフリカ関係 第3章 シトロエンのクルージング 1 アフリカの戦闘 2 植民地の重み 3 植民地の活用へ 4 輸送ルートと手段の開発 5 ルノーとシトロエン----大戦と車会社 6 「アフリカのルノー」 7 サハラからサハラ以南へ、そしてアジアへ 8 駱駝からシトロエンへ

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    hituzinosanpo 2015/03/01
    『アフリカを活用する フランス植民地からみた第一次世界大戦』
  • 紛争という日常 - 株式会社 人文書院

    民族紛争と政治暴力 その歴史において暴力と結びついた土地、北アイルランド。 長期紛争のなかでの日常経験や人間関係に着目し、綿密な聞き取りから人びとの紛争の記憶と物語に迫る。 書は、30年つづいた北アイルランド紛争の記憶の民族誌である。中心となるのは、とらえがたく漠とした生活の記憶や、益体なきものに見える日々の噂話やおしゃべりが、いかに人と地域コミュニティの価値規範を根底において支え、ある政治経験・歴史経験が「共有されている」という意識を涵養してきたのかという関心である。 はじめに 第一章 揺れる日常、変わりゆく記憶 第一節 聖金曜日の<和平>合意後の北アイルランド 第二節 移行期社会の記憶 第三節 集合的記憶----能動性と受動性 第四節 日常性の記憶 第五節 書の構成 第二章 長期紛争経験の語りの解釈学 第一節 「そのときそれは普通のことだった」 第二節 苦しみへの共感の落とし穴 第

    紛争という日常 - 株式会社 人文書院
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    hituzinosanpo 2015/03/01
    『紛争という日常 北アイルランドにおける記憶と語りの民族誌』
  • 隣人が敵国人になる日 - 株式会社 人文書院

    言語や宗教の異なる諸民族が複雑に入り組む東中欧。 いまだ国民国家を想像できない民衆の戦争経験とは。 さらなる大戦後の帝国崩壊は、民族に何をもたらしたか。 東中欧の「未完の戦争」の行方を追う。 はじめに 第1章 民族主義者の思惑 1 ポーランド問題 2 ウクライナ問題 第2章 民衆の困惑 1 ポーランド人民衆の沈黙 2 ウクライナ人農民の悲劇 第3章 ガリツィア・ユダヤ人の困難 1 民族のはざまに生きるユダヤ人 2 ユダヤ人の孤立 第4章 隣人が敵国人となる日 1 一九一八年ルヴフ-----ポーランド人とウクライナ人 2 ハプスブルク神話 おわりに----未完の戦争

    隣人が敵国人になる日 - 株式会社 人文書院
  • 核エネルギー言説の戦後史1945-1960 - 株式会社 人文書院

    序章 問いの設定/先行研究との差異/書の構成 第Ⅰ部 占領と核エネルギーの輿論 第一章 占領下の「原子力の夢」 科学への期待感/原子爆弾と平和/「原子力の夢」の定着 「軍事利用」と「平和利用」/ソ連の原爆保有と湯川秀樹のノーベル賞受賞 朝鮮戦争と核戦争の予感 第二章 「被爆の記憶」の編成と「平和利用」の出発 原爆報道の解禁と「被爆の記憶」の編成/女性誌と経済誌への波及 被爆写真集への違和感と広島認識の変転 核エネルギー研究の方向性をめぐって/三村剛昻の反対論 核エネルギー研究開発体制の成立 第Ⅱ部 原水爆批判と「平和利用」言説の併走 第三章 第五福竜丸事件と「水爆」の輿論 第五福竜丸事件の報道/署名運動のおこりと安井郁 署名運動拡大の要因/原水爆禁止世界大会の開催 科学者の憂いと核実験の拒否/人文系知識人の反応 黒澤明『生きものの記録』への否定的評価 亀井文夫『生きていてよかった』と『世

  • 日系人とグローバリゼーション - 株式会社 人文書院

    全米日系人博物館主催の国際日系研究プロジェクトの成果。日系移民の歴史から、現在のグローバリゼーション下の日系人コミュニティ、さらにはラテンアメリカ諸国からの日へのデカセギまでを全20章で完全に網羅する、日系研究の記念碑的著作。ジェンダーやエスニシティなどのアイデンティティの問題、教育、多文化共生……グローバル化の経済学的枠組みまでを視野に入れ、さまざまな角度から日系研究の可能性を開示する。 第Ⅰ部 グローバル化と日系人アイデンティティの形成 序 論 東栄一郎/第1章 グローバルに拡散する日人・日系人の歴史とその多様性  ハルミ・ベフ/第2章 日系人アイデンティティに及ぼすグローバル化の影響  レイン・リョウ・ヒラバヤシ アケミ・キクムラ=ヤノ ジェイムズ・A・ヒラバヤシ 第Ⅱ部 日系人アイデンティティの形成 序 論  ロイド・イヌイ /第3章 ハイフンを探して――ブラジル国民としてのア

    日系人とグローバリゼーション - 株式会社 人文書院
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    hituzinosanpo 2013/05/18
    2006年。
  • 日系人の経験と国際移動 - 株式会社 人文書院

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    hituzinosanpo 2013/05/18
    2007年。
  • 社会学ウシジマくん - 株式会社 人文書院

    はじめに プロローグ――リスク社会論ウシジマくん 第1章 都市社会学ウシジマくん 1‐1 下町と団地 1‐2 郊外の殺伐 1‐3 ストリートの虚無 1‐4 再開発(ジェントリフィケーション)の風景 第2章 家族社会学ウシジマくん 2‐1 ポストモダンな家族 2‐2 揺らぐ主婦 2‐3 単身と無縁 2‐4 家族の再生 第3章 教育社会学ウシジマくん 3‐1 育ちによる輪切り 3‐2 学校というリスク 3‐3 地元という居場所 3‐4 もう一つの希望? 第4章 メディア論ウシジマくん 4‐1 命綱としてのケータイ 4‐2 社交とメディア 4‐3 承認とメディア 4‐4 自己とメディア 第5章 ジェンダー論ウシジマくん 5‐1 依然とした男性社会 5‐2 多様なセクシュアリテイ 5‐3 ホモソーシャルなカウカウ 5‐4 ギャル男と悪羅悪羅(オラオラ)系 第6章 感情社会学ウシジマくん 6‐1 感

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    hituzinosanpo 2013/02/17
    これは期待。
  • 日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか - 株式会社 人文書院

    懲役10年! 罰金3億円! いつの間にか、とんでもないことになっていた!! 急速に厳罰化する日の著作権法、その変容の経緯と関わる人びとの思惑を丁寧に追い、現状に介入する痛快作。すべての日人必読。 第1章 パクリはミカエルの天秤を傾けるか? 進む厳罰化/著作権法が定めていること/人格権と財産権/ 著作権には制限がある/著作権法はどう変わってきたのか/ 罪の重さの比較/厳罰化の推移/窃盗とおなじか/ 被害は増えたのか/損害額はいくらになるのか/大天使ミカエルの天秤 第2章 それは権利の侵害です!? ひこにゃん騒動/原画作者が作る「バッタもの」/ 映画の「盗撮」はいつから罪になったのか/「盗撮」禁止の実態/ テレビCMと著作権/CMアーカイブスと原盤廃棄/ 映画とCMの著作権はいつ切れるのか/権利侵害の使い方 第3章 法律を変えるひとびと 著作権分科会を解剖する/固定化した委員/国家戦略にな

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  • かれらの日本語 - 株式会社 人文書院

    植民地時代の「国語」教育、およびその「成果」をまとめ、それににまつわる、当時から現在までの、さまざまな時代の言説を分析。台湾人の苛立ちと諦観、教育者の焦りと自己満足、旅行者のノスタルジー、言語学者の興奮など、日語を話す台湾人という現象からあぶりだすのは、むしろ日人の日語観である。ことばをめぐる政治歴史・他者像を明らかにしてきた著者の最新書下ろし。 オビ(クリックで拡大します) はじめに――「JAPANデビュー」 第一章 日語への視線――「かれらの日語」という問題 1 日語への意味づけ 2 「残留日語」をめぐって 第二章 「かれらの日語」発生の前提 1 植民地の国語教育 2 話しことばへの注目――現場教員 3 「二語併用地」としての台湾――安藤正次 4 「会話一元」という思想――山崎睦雄 5 排除される台湾語 第三章 「かれらの日語」の発生 1 「会話一元」の実際――

    かれらの日本語 - 株式会社 人文書院
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    hituzinosanpo 2012/01/21
    安田敏朗(やすだ・としあき)『かれらの日本語―台湾「残留」日本語論』
  • テクストと人文学 - 株式会社 人文書院

    私たちの日常生活で重要な役割を果たす、さまざまな書物や文書。いったいいつ頃からこれほど「テクスト」に依存するようになったのだろうか。歴史学・言語学の立場からテクストの起源やその伝播・流通、果たしてきた機能を見直すだけでなく、テクストが私たちの生活様式や社会制度、考え方、感じ方に与えた変化や影響を文化人類学・社会学・心理学の視点からも探る。また、研究者として、対象である様々なテクストをどのように扱い、今後、どのような関係を切り結ぶのか、テクストをめぐる新たな方法論的地平を追究する試みでもある。 序 齋藤晃 I 諸学 書誌学と文学研究のテクスト学的融合のかたち――イギリス十八世紀文学を中心に 原田範行 古文書学から史料論へ 大黒俊二 史料学の試み―「モノとしての史料」を問い直す 杉史子 言語学から考えるテクスト学 八杉佳穂 リテラシー・スタディーズの展開―『リテラシーの心理学』に焦点を合わせ

    テクストと人文学 - 株式会社 人文書院