「That's撮れ録れフォトコンテスト」の第6回目は、「夏」と「街、町、まち」の2部門で開催する。「夏」は日照時間が長く、強い光も特徴だ。また、もう1つのテーマである「街、町、まち」は、屋外撮影が基本になるはず。天候は人間の力で変えることができないので、運任せになってしまう。しかし、光の状態を理解することで、光に応じたベストな撮影方法は実践できる。そこで今回は、屋外の光源となる太陽の上手なつき合い方について考えてみたい。 「順光」「サイド光」「逆光」を理解する 写真にとって「光」と「影」は、被写体を効果的に見せる重要な要素。日中の屋外での撮影は、ほとんどのの場合、太陽が光源になる。写真の出来栄えは天候や時間帯によって大きく変わってくる。太陽は日出から日没まで常に動いているため、太陽の位置によって影の長さや、光の色(色温度)が変化する。まずは、太陽の位置による影のつきかたと、見える印象の違い