「歴史に残る2020年」に読んだものたち 2020年もそろそろお終いです。 今年は新型コロナの影響で 在宅時間が増えて、読書時間が増えた人も多かったのではないでしょうか。そんな私は図書館にしばらく行けなくて、ネット書店でのお取り寄せ頻度が去年比で2倍以上になりました。 図書館にあるやや古い本ではなく、比較的新しく出た本を読む機会が増えたわけです。せっかくですので、2020年に読んだ本で面白かったものを10冊紹介してみます。 1. 『タイのかたち』 赤木攻 めこん 2019/10/25 ¥2,750 この本は今年の1月に書評を書きました。 タイトルの通りタイ王国の歴史に関する本なのですが、一般的な通史ではありません。 いかにタイという国が多民族な国家で、異なる地域の集合体であるかが強調され、それゆえ近代以降に歴史と文化を「創り上げる」必要があったかが説明されています。 普通に通史を読むだけ