先月初めに公開されて以来,「これはすごい」,「でもプライバシーは大丈夫?」とさまざまな反響を呼んでいる「Googleストリートビュー」。来日した米グーグルの法務担当副社長ケント・ウォーカー氏と日本法人の辻野晃一郎製品企画本部長が2008年9月29日,記者発表の席で「Googleストリートビュー」に関するさまざまな質問に答えた。「新しいテクノロジーにはクレームはつきもの」,「Webサービスは公開後,修正しながら運用できるのがよいところ」と,Webサービスに関するグーグルの考え方がよくわかる一問一答だった。 今のストリートビューのやり方は,自分の姿などが知らない間に撮影されてしまい,問題のある画像には後から削除依頼を出すオプトアウト(事後承諾)方式だ。この手法が反感を呼んでいるのではないか。ストリートビュー・カーに「撮影中」と明示する,あるいはあらかじめ被撮影者に許可を取るオプトイン(事前承諾