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2022年8月11日のブックマーク (3件)

  • 本当に必要な情報は届いているか 「泡」の中にいる私たち

    インターネットの普及により、膨大な情報を容易に取得できるようになりました。しかし、私たちは当に必要な情報を得ることができているでしょうか。SNSの「デマ」や「炎上」を分析してきた計算社会科学者の鳥海不二夫さんは、ネット上の情報には制約がかかっていると言います。日経プレミアシリーズ『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』から抜粋。 能動的か受動的か 私たちがインターネットで情報を受け取る場合、大きく「能動的か」「受動的か」の2つに分けられます。 能動的に情報を受け取るというのは、自分自身で情報を探しにいくことで、ネット上では検索エンジンを利用した情報検索が主な手段でしょう。ところで、この検索結果はどのように提示されているのでしょうか。検索エンジンは、その人が知りたいだろう情報を、なるべく上位に出すアルゴリズムを使っています。 このとき、どのような順番に検索結果を提示する

    本当に必要な情報は届いているか 「泡」の中にいる私たち
    hk-03
    hk-03 2022/08/11
    “居心地の良さを求めると自然に作られてしまうものであるため、自分自身がエコーチェンバーの中にいるということは、なかなか気づきづらいものです。 ”
  • AIは人を「共通の属性」でしか見ない サービス個別化の罠

    AIは『その人』を見ているわけではない。実際には『セグメント』と呼ばれる、共通の属性をもつ集団を見ています」。インターネット技術の進展により、サービスはより個別化され、その人に合った情報やコンテンツが提供されるようになりました。しかし、そこにこそ落とし穴があると、憲法学者の山龍彦さんは言います。日経プレミアシリーズ『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康の実現をめざして』から抜粋。 セグメント vs AI アテンション・エコノミー(関心を競う経済)の世界では、ユーザーのアテンションを得るためにそのユーザーの嗜好(しこう)や傾向に合った情報やコンテンツが選択的に送られます。 その意味では、サービスが「個別化(personalized)」され、個人の尊重によりかなう世界が到来したと考えることもできそうです。「その人」が読まないであろう情報は事前にフィルタリング(濾過<ろか>)され、情報が

    AIは人を「共通の属性」でしか見ない サービス個別化の罠
    hk-03
    hk-03 2022/08/11
    “現実には、“All of the peoples shall be respected as segments”(すべて国民は、セグメントとして尊重される)なのです。”
  • 「独学」がダメな理由(『啓蒙思想2.0』読書メモ⑧) - 道徳的動物日記

    啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために 作者:ジョセフ・ヒース NTT出版 Amazon どうやって正気を取り戻すかを考えるとき、合理的思考の根的な特徴をおさらいしておくことは役に立つ。時間がかかる。注意力が求められる。言葉に基づいている。意識的。非常に明示的。またワーキングメモリに依存しているせいで活動が妨げられやすい。したがって、論理的思考の中間段階をメモ書きするといった外部化から恩恵を受ける。どうしてこの思考様式がすっかり環境に支配されてしまっているのかは分かりやすい。スピードという単純な問題だ。理性の遅さについて考えてみよう。ある考えや主張はかなり簡単なものでも、説明するのに優に一〇分から一五分はかかる。しかも教室という恵まれた環境の外で、きちんと座って、何かを説明する人に耳を傾けるよう強いられること(リモコンでチャンネルを変えたり、フェイスブックをチェックしたり、話

    「独学」がダメな理由(『啓蒙思想2.0』読書メモ⑧) - 道徳的動物日記
    hk-03
    hk-03 2022/08/11
    “エコーチャンバーなりフィルターバブルなりサイバーカスケードなりは、ネット環境だけで起こるとは限らないのだ”