MWCでは、充実したブース展示に加え、それと並行して、業界を代表するプレイヤーによる講演やパネルディスカッションが開催される。2013年の今回も数多く開催されたが、その中でドイツテレコムのCEOは通信事業者のあり方について、明快なストーリーを展開していた。 ▼ドイツテレコム レネ・オーバーマンCEO 通信事業者をとりまく環境は、大きく変化。増えるトラヒックに対応するため「より多く」の投資が求められる一方、料金競争、着信接続料金やローミング料金の値下げ規制、周波数オークションによる落札、固定ブロードバンドの急速な整備が求められるなど、その原資は「より少ない」中で、という状況。 さらに、OTTプレイヤーのパラダイムは、投資した人からお金をもらうというものだが、ドイツテレコムは「本来のあるべき(right)」ことをする、と主張。ただし、OTTのおかげで通信ネットワークを効率化することへの意識