hke1120のブックマーク (351)

  • Gran Trino and The Friends - 帰ってきたハナログ

    以下、『夏の庭―The Friends』と『グラン・トリノ』の結末に触れています。 湯香樹実の小説『夏の庭―The Friends』で、「死」への恐怖と好奇心をともに克服するべく、近所でひとり暮らしの老人の家に張り付いて、その死にざまを見届けようと「観察」を続ける三人組の小学生と、老人との間に人間的な交流らしきものが芽生える最初のきっかけは、コンビニ弁当ばかりの老人の生活を気に掛けた魚屋の息子の山下が、「おじいさんにべさせるのはどうかな、なんて思って」と、家から売物の刺身一皿をくすねてきたことでした。  山下は、玄関の扉をじいっと見た。それからぼくの顔を見て、うん、とうなずくと、おそるおそるブロック塀の切れ目から、玄関の前の端の欠けた敷石に手を伸ばして、そおっと皿を置いた。そしてぼくたちのほうを向いた。ぼくと河辺が、声を出さずに「行け、行け!」と手を大きくふって合図すると、やつはまた

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    hke1120 2009/05/18
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

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    hke1120 2009/05/17
  • 一年半ぶり映画デイト - 帰ってきたハナログ

    文字通り血反吐を吐きつつ取り組んでいたプロジェクトが土壇場でいきなり頓挫…… ……なんてことにはもう慣れっこなので、悲憤慷慨もそこそこに、AoVA氏とおててつないで一年半ぶりの映画館デイトは『グラン・トリノ』。前回は確か難波で『スウィーニー・トッド』観て蓬莱の豚まんべた。ウマかった。 終映後、その辺でアイスなどしつつ、「いや、いい映画なんだろうとは思うんだが、デイトムービーとしては今ひとつ高揚感が足りないというか……、そういえば『少林サッカー』、あれは良かったなあ」「『少林サッカー』みたいなのはめったにないですよ」「そうか」―などと、その筋の方が聞いたら背後からメッタ刺しにされそうな会話をしておりました。いざメッタ刺しにされたらどうするか、「これが吾輩の業であるからして仕方がない。許せよ」とエラそうに謝ってばったり倒れてみるか、しかし、たまの休みのエンターテインメントとして楽しく気分よ

  • 5/10文学フリマに出店します!- 空中キャンプ

    みなさんこんにちは。空中キャンプを書いている者です。GWいかがおすごしですか。わたしはなぜか仕事が休めず、基的には働いています。昨日、ようやく休みがもらえたので、せっかくだから遊ぼう! ということになり、渋谷のクラブでDJ KAORIのプレイを目撃してきました。 白いドレスでDJするケオリさんにもぐっときましたが、衝撃だったのは、DJブースに常時スタンバイしているアシスタントのお兄ちゃん。ケオリさんが曲をかけ終わって彼にレコードを渡すと、元のジャケットにしまうのである。そんな「レコードしまい係」の人がつねに横に待機しているDJをわたしは見たことがなかったので、そこに強烈なセレブ感を発見したことを書いておきたいです。 さて、今週末になるのですが、文学フリマという催しものが開かれます。ミニコミや同人誌の販売イベントですね。そこに、わたしも空中キャンプとして参加します。こうした催しものに参加す

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    hke1120 2009/05/08
    読みたい!!
  • 「接吻」を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。このところ話題になっている映画で、わたしもようやく見ることができました。これ、すごいねえ。生きる上で人と人が関わっていくとはどういうことか、おもわず自分の過去をふりかえってしまうような、きわめてシリアスな内容でした。主演の小池栄子も迫真の演技がすばらしい。とても興味ぶかく見ました。 できるだけ前情報を入れずに見てほしい映画ですが、以下ではいくらかストーリーに対する言及をしています。もちろん核心にはふれませんが、今後見る予定のある方はできるだけ作品を先に見てほしいです。 --- この作品においていちばん重要だとわたしが感じたのは、主役である小池が「過去」をどのようにとらえているかという点である。他人に愛されず、孤独な生き方をしてきた小池にとって、過去はあらかじめ取り返しのつかないかたちで損なわれている。彼女の過去は恥辱にまみれていて、どのようなしかたであっても補填がきかない。仮に世

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  • YouTube - Carousel, directed by Adam Berg (Stink Digital)

    CAROUSEL, A short film Created entirely by Stink Digital, this new interactive campaign promotes Philips latest entrant into the television market, the CINEMA 21:9. Since the televisions 21:9 frame lends itself so readily to film, our friends at Tribal DDB, Amsterdam commissioned us to create a piece of filmed content that could hold its own with Hollywoods best. Director Adam Berg responded with

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    hke1120 2009/05/02
  • 深町秋生の序二段日記

    http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top(「グラン・トリノ」公式サイト) 昨日公開の「グラン・トリノ」今年ナンバー1映画かも。魂が震えた。 それぐらいすばらしい。なによりも気高さを感じさせる。イーストウッド映画の代表的作品の一つとして記憶されるだろう。 「チェンジリング」、硫黄島二部作と大金が動く作品が続いたが、「グラン・トリノ」はびっくりするぐらいに金がかかってない(笑)。有名スターといえばイーストウッド自身であり、あとおもに登場するのはほぼアマチュアのアジア系の若者、それにモン族の人々である。舞台は、デトロイトの元中流階級向けの住宅街であり、貧しい移民が住みついた現スラム地域である。衰退するアメリカを象徴するような場所だ。 「ミリオンダラー・ベイビー」以来、久々に俳優イーストウッドが帰ってきたわけだが、これがとにかくすごい。イーストウッ

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  • 映画評:クリント・イーストウッド監督『チェンジリング』 - MIYADAI.com Blog

    ───────────────────────────────────────── イーストウッド作品『チェンジリング』は、「遅れ」が〈システム〉を凍りつかせると同時に、人生をも凍りつかせてしまうという事実を描く、目を背けたくなるような傑作である。 ───────────────────────────────────────── ■3月下旬から4月上旬にかけての連日の米国講演旅行(アジア学会シカゴ年次大会、テキサス大学、ミシガン大学)の強行軍を終えて帰国した夜中、時差ボケでどうせ眠れないだろうと考えて、クリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』を六木に観にでかけた。 ■不思議なことに観客の9割が非日人だった。この映画の日における評判がイマイチであることは知っていた。六木の場所柄もあるだろう。でも私はいつもこのシネコンで映画を観ている。上映を待つ間、「あれ、自分はまだアメリカ

  • 贖罪とは言いたくない 『グラン・トリノ』 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

    ウウウ・・・、やはり泣いた。思い出しても涙が溢れる。 『ダーティハリー2』で、ハリーがアパートに戻るとたまたま入り口のホールで出会った、同じアパートの住人に声をかけられます。その東洋人のうら若い美女は、挨拶をしたばかりの初対面のハリーにいきなり「ねえ、あなたと寝るにはどうしたらいい?」と質問します。すると、意表を突かれつつ笑みを孕んだ顔で「ドアをノックすればいい」と答えるハリー。『グラン・トリノ』の魅惑的なヤムヤムを見て、思い出したのが上記のシーンです(最近見返してないので、ちょっと違ってるかも)。『ダーティハリー2』を初めて観た時から、わたしはこの東洋娘がすごく羨ましかったし、おじいちゃんになっても、この映画の誰よりイーストウッドが一番ステキ。昔から自分は全然妊娠願望がないのですが、唯一、イーストウッドの子どもなら産みたい…と『グラン・トリノ』を観終わった新宿ピカデリーの帰りのエスカレー

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  • スラムドッグ$ミリオネア - KINUTAN

    Road Show | 時代にびったりとマッチした、良くできた映画だった。富と貧困が混在し、神と悪魔が同居する国インドには、ホント、人の心を惹きつけて離さない不思議な生命力に溢れてて、ムンバイのスラム街の現状を見せつけられながらも、スクリーンからみなぎるインドパワーに圧倒された。そして、ゲームショーである「クイズ$ミリオネア」は、富と貧を象徴するスパイスとしてはうってつけで、主人公の少年ジャマールが格差社会という言葉を吹き飛ばしてしまうぐらいに力強く人生を切り開いていく様に、心を動かされる。一途で純粋な愛を軸に魅せる巧みなプロットとテンポの良さがいい。ダニー・ボイル監督の絶妙な音楽センスと演出が、素晴らしかったです。(以下、ネタばれあり) 印象に残ったのは、やっぱり前半のスラム街の様子。「シティ・オブ・ゴッド」や「トレインスポッティング」のようでもあり、生命力や疾走感に溢れながらも、ちょっ

  • 映画ウォッチメン見てきたよ(ネタバレあるよ) - 失踪外人ルー&シー

    最近何を読んでも感情が全く揺れない…ことはないんだけど、うつ伏せの状態から軽く頭を持ち上げて「これってそれなりに面白い…のかなあ?」などと自分の感情グラフがどのような線を描いているのかも把握できていない顔で数秒間宙を見つめた後にペタンと床に顔を伏せるといった感じでね。面白さを吸収するエネルギーがない状態だったわけなのよ。そんなテンションで読んだコミックがウォッチメンだったんだが、これを読んでいる間は普段俺の背にのしかかっている漠然とした不安を一切忘れて、存分に不安になることができた。その不安の中に光る砂金一粒程度の希望が放つ光に魅了された。悲劇的な要素は多分に含まれているが、決して世界をシニカルに切り取って終わりというようなものではなく、随所から感じられる生命力のほとばしりが読む者の胸を打つ名作だったと思う。 事前に映画版について「ストーリーは原作に忠実らしい」「原作未読だと難解だと感じる

    映画ウォッチメン見てきたよ(ネタバレあるよ) - 失踪外人ルー&シー
  • ザ・バンク 堕ちた巨像 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

  • うろうろトレインスポッター ウォッチメン

    『ウォッチメン』(2009) 監督:ザック・スナイダー 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー パトリック・ウィルソン   今年聞いた一番笑えないエイプリールフール・ジョークは「オバマが暗殺された」でした。小土井に思わずケータイでニュースを調べさせたSちゃんに拍手。  運転免許センター(合格ぅ!)の帰りに駆け込んできました『ウォッチメン』。どうしようかなぁと思っていたのですが、監督が『300』のザック・スナイダーだと知り急遽鑑賞。 アメコミおたくの知り合いがナイトオウルが天然ボケかつヘタレ過ぎて泣けてきたと嘆いていましたが。ここは見ていないと思いますが、私も彼女に倣って小汚いという項目の二行目にロールシャッハの名前を書き加えておこうと思います(一行目はヴィゴ・モーテンセン)。  原作知識0で行ったので、ラストは衝撃的でした。でもやっぱり、この手の映画の常として、登場人物のバックグラウンドとか

  • ワラノート こ の 画 像 を 超 え る   「偶然」

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    hke1120 2009/04/12
  • ネバーエンディングオリジナルストーリー - 失踪外人ルー&シー

    アニメ・NARUTOのオリジナルストーリーがはじまってからいよいよ1年が経過しようとしている*1。原作がオリジナルに追いつきそうになったからオリジナルストーリーをはじめるというのは定番だが、数話完結の小エピソードの連続を1年も繰り返す例はあまりないのではないだろうか。このNARUTOオリジナルストーリーがどうにもまずい。オリジナルキャラやエピソードにも目をひくところがなくもないんだが、なにせ足踏みさせるためのエピソードだから話が進展してはならないわけであり、結果として筋と関係ないどうでもいい感じの話になってしまう。それが1年も続くとさすがに。 なんとなくこれらの話には原作を破綻させないための気遣いが感じられるんだよなあ。それは良い事のはずなんだけど。でもやっぱり結果としてつまらないなら駄目であろう。オリジナルをやるならこれぐらいはやってもらわないと。 全身に埋め込んだ100の眼球の全てが

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    hke1120 2009/04/11
  • YouTube - 細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~アンジェラ・アキ

    アンジェラ・アキのものまねとその元ネタと思しき映像 4月4日~9月13日 Concert Tour 2009 ANSWER start !!!

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    hke1120 2009/04/05
  • 『ウォッチメン』 - coco's bloblog - Horror & SF

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

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  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、すごいもん見た。魂消たよ。 映画ファンやアメコミ好きにとってはひとつの「事件」と化している「ウォッチメン」の映画版。いよいよ日でも劇場公開となったが、なるほどこれはすごい。改めてハリウッドはどんどんおもしろくなっていくなあと思った。イラク侵攻の失敗と悪政と金融危機によって、格的に21世紀型ニューシネマの時代に突入したのだなあと思った。 昨年の映画界の話題をさらった「ダークナイト」でも、正義が混沌にぐいぐい呑みこまれていく暗黒物語が展開されていたが、「ウォッチメン」はさらに危うさを追求したエクストリーム大作に仕上がっていた。三分に一度の割合で噴出する容赦のない暴力も大変すばらしく、火あぶりや油ぶっかけ、指折り腕折り叩きつけ、切断感電木っ端微塵と、病的なほどに取り揃えられた暴力メニューの豊富さにエクスタシーを覚えたことも書いておく。暴力を見せる(魅せる)という意味では、「ダークナイ

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  • 濃厚な原液を煮染めたような“読む”映画「ウォッチメン」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    「ウォッチメン」鑑賞。 原作は80年代中頃に発行されて以来、アメコミの金字塔として賞賛され続けている大傑作。当然、映画化の話も発売された当時からあって、実際ボクがこのコミックの存在を知ったのは「未来世紀ブラジル」日公開時にテリー・ギリアムが『ボクの次回作はコレになるよ!』とハイテンションでインタビューに答えていた時だから、かれこれ20年前という事になる。 で、映画化が頓挫し続けて今日のザック・スナイダー版に至っているワケなのだが、今まで製作されそこねていたのには理由があった。この「ウォッチメン」というコミックは、『コミック』という形態を極限まで活かした物語であったからだ。 例えばキャラクターがセリフを言う、その後ろにある壁のラクガキが市民の屈した声を代弁し、風に吹かれて飛んで行く新聞には社会情勢が記されている。巻末に挿入される架空の出版物、インタビュー、書簡などが物語のバックグラウンド

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  • ハプニング(M・ナイト・シャマラン) - シャングリラ屯田兵

    世間の評判がかなり芳しくないので結構覚悟して鑑賞に臨んだのですが・・・結構好きな路線でした。 出所が異なる宗教なのにモチーフが共通していることがあるように、或いは同じ趣旨の諺が別の文化的土台から導き出されるように、人間の「原初的な記憶」というものはある程度共通しているのではないでしょうか(例によって大きく出てみました)。このブログの感想でよく書くのですが、原爆や巨大隕石や、宇宙怪獣でもよいのですが、そういう常軌を逸した存在が迫っていて、「そのグラウンド・ゼロから果てしなく逃走する」というのはある種の悪夢の定型ですよね。憶測と推量だけで断ずると、シャマランは自身のそういう悪夢とその空気を映画に再現していたのだと思います。そしてそうならば、それは実によく成功していた。 ですから、「カタルシスや整合性を作品に求める向きには好まれなかった」というのはよく分かる話で、この作品を支配しているのが「夢の

    ハプニング(M・ナイト・シャマラン) - シャングリラ屯田兵