hke1120のブックマーク (351)

  • 『ダークナイト ライジング』、あるいはテロルとヒーローの話 - 脳髄にアイスピック

    『ダークナイト ライジング』を観て、色々何だかなあと思ったので、何か書こうと思った。当然ネタバレはある。 ・うろ覚えなあらすじ 正義の弁護士、ハーヴェイ・デントがバットマンにぶっ殺されたという既成事実が作られてから、早八年。ゴッサムシティはデントの名前を冠したデント法により、秩序が保たれていた。デント法がなんなのかはよくわからない。一方バットマンことブルース・ウェインは、デント殺害犯扱いされるわ、惚れてた女が殺されるわ、長年の戦いによるムーンサルトプレスの多用で膝がボロボロになるわと散々だったので隠居していた。金持ちのみに許されるアーリーリタイアだ。 そんな平和なゴッサムに現れた今週の新悪人がベイン。ラーズ・アル・グールに関係しているらしいのだが、俺が『バットマン・ビギンズ』を見ていないので、わりとどうでもいい。 で、そのベインがゴードン刑事を病院送りにするし、ブルースはブルースで、こそ泥

    『ダークナイト ライジング』、あるいはテロルとヒーローの話 - 脳髄にアイスピック
    hke1120
    hke1120 2012/08/07
    誰よりも楽しみやがってという嫉妬すらある
  • 誰かの失敗を、人は「悪」と呼ぶ/映画『ダークナイト・ライジング』感想 - デマこい!

    クリストファー・ノーラン監督はハリウッド映画の“お約束”をあまり守らない。脚も映像もとにかく情報量が多く、一昔前なら“観客に対して不親切”と評されただろう。しかし情報量の多さが観客たちを映像世界へと巻き込んでいき、さらに上映時間は2時間30分ぐらいあるのが普通。(※『ダークナイト・ライジング』は何とたっぷり2時間45分)見終わった後には、長編小説を一晩で読み明かした時のような心地よい酩酊感が残る。 The Dark Knight Rises: The Official Novelization (Movie Tie-In Edition) 作者: Greg Cox出版社/メーカー: Titan Books発売日: 2012/07/24メディア: マスマーケットこの商品を含むブログ (1件) を見る 前作『ダークナイト』では、「正義」が「狂気」と紙一重であることを描いた。今作『ダークナイト

    誰かの失敗を、人は「悪」と呼ぶ/映画『ダークナイト・ライジング』感想 - デマこい!
    hke1120
    hke1120 2012/08/06
    後で読む
  • https://green.ap.teacup.com/nanbaincidents/1180.html

    https://green.ap.teacup.com/nanbaincidents/1180.html
    hke1120
    hke1120 2012/08/05
    魂がどうとかは分からないけどこの辺共感>ここでまたしてもレヴィットが見せる、笑顔などという生易しいものではなく、魂の奥底から湧き上がる「やった、やった、やった!」という噴きこぼれるような感激。
  • 汝の隣人のブログを愛せよ | LOVELOG

    au one netのブログサービス 『LOVELOG』は2014年6月30日をもちまして提供を終了致しました。 永らくのご利用、誠にありがとうございました。 引き続きau one netをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※お手数ではございますが、新ブログにて閲覧の皆さま向けにブログURL変更等をご周知いただけますよう、お願い申し上げます。

    hke1120
    hke1120 2012/08/04
    この映画の憎めなさが何となくわかってくるようで、すばらしいと思う。
  • 『ダークナイト ライジング』 - HELLOGOODBYE

  • カサンドラ獄中記 : 映画の感想【ダークナイト・ライジング】

    2012年07月30日20:46 カテゴリ映画の感想 映画の感想【ダークナイト・ライジング】 以下、ネタバレあり。 ゴッサムから犯罪は消えたが、貧富の格差は広がっている。民衆の間に不満は広がっていた。そこに現われた民衆の手によるゴッサムの革命を煽る男・ベイン。ベインはジョーカーとは違う。ジューカーは狂人であり、仲間を持たなかった。しかし、ベインは固い絆で結ばれた仲間を持つ。冒頭、ベインは仲間に命を投げ出すように命じる。仲間はベインの目的の為に命を投げ出す。「ダークナイト」の冒頭でジョーカーが仲間を皆殺しにして強盗を成功させたのと好対照だ。混沌であったジョーカーとは違い、ベインと仲間達はバットマンと同じ信念を持つ、もう一つの正義なのだ。やがてゴッサムの人々はベインに煽られるまま革命へと突き進む。ウォール街のデモやらで盛り上がっている昨今、この展開は現実社会ともリンクする。証券取引所を襲撃する

    hke1120
    hke1120 2012/08/03
  • 【ネタバレだらけ】ダークナイトライジングのだめなところ

    根幹部分・ダークナイトの続編ではなくビギンズの完結編だった。 ・もはやほとんどの人が求めてなかったラーズアルグールサーガを引っ張った。 ベイン・ベイン役の人がチビなので引きの画面が辛かった。 ・「都市を閉鎖」「爆弾で市民を人質に取る」は前作でもうやった。 ・前作で笑って否定した「殴り合いで決着とかwww」を大真面目にやった、しかも2Rもかけた。 ・黒幕のタリアが出てきたとたんしくしく泣き始めてでくの坊化した。 ・タリアの言いつけを破ってブルースをすぐ殺そうとするのはあまりにもありえなかった。 たかが復讐でこれだけ偏執的な計画を実行しておいて手順を最後までちゃんとやらないのはありえなかった。 ・間一髪で飛び込んできたキャットウーマンに砲撃されていい加減に退場は酷すぎた。 この「間一髪!」ってやるためだけにブルースを殺そうとしたのも酷すぎた。 タリア・土壇場でババーンと黒幕バレして出てくるがそ

    【ネタバレだらけ】ダークナイトライジングのだめなところ
    hke1120
    hke1120 2012/08/03
    これはゴードン好きになる
  • 蜷川実花こそ“りりこ”である『ヘルタースケルター』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『ヘルタースケルター』観賞。 見るつもりなんか毛の先ほども無かったのだが、監督である蜷川実花の写真を見て力の抜ける半笑いとともに映画への興味がわいた。今の今まで意識して蜷川実花の写真を見た事が無かったのだが、街の巨大看板などで「品格とバランスを欠いてギャル化したピエール&ジルみたいだなあ…」と思っていた写真が蜷川の手によるものだと知ったからだ。 ピエール&ジル*1は80年代に活躍した写真家である。「ミカド」や「サンディ&サンセッツ」のジャケット写真などが有名で、インド宗教画などを模倣した色彩感覚と、50年代のコマーシャル写真に顕著な「斜め上をむいてニッコリ」というようなポージングなど、徹底した“キャンプさ*2”が特徴である。彼らが活躍した当時から「写真家」としてカテゴライズすべきかどうか疑問視する声は多かった。撮った写真はあくまで素材で、極彩色の背景やキラキラとしたきらめきは後から書き加え

    蜷川実花こそ“りりこ”である『ヘルタースケルター』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    hke1120
    hke1120 2012/08/03
  • ダークナイト ライジング レビュー

    感想を一言で述べるなら、三部作のフィナーレにふさわしい力作だと言えるだろう。三部作の完結編ということで、過去2作で描かれたストーリーを発展させ、バットマンの旅の終わりを見事に描き出している。細かい欠点はいくつかあるが、そうした短所を補って余りある作品だと思う。 クリストファー・ノーラン監督はコミック嫌いだと言われているらしいが、そんなことはあるまい(当に“嫌い”なら、そもそもバットマンの監督など引き受けないだろう)。作には、コミックからインスパイアされたと思われる場面もいくつか登場している。 たとえば、引退したブルースが再びバットマンになるというのは『Dark Knight Returns』。 映画の冒頭、杖をつくブルースは『Batman: Knightquest: the Search』(参考画像)。 アルフレッドがブルースから去っていくのも、同じく『Batman: Knightqu

    hke1120
    hke1120 2012/08/03
  • 映画『ダークナイト ライジング』の感想 - 北区の帰宅部の意訳

    先行上映の日に浦和のIMAXで観てきましたよ。 過去作の印象としては、『バットマン ビギンズ』おもしろい、『ダークナイト』超おもしろい、といった感じです。結論から言いますと『ライジング』はすげぇおもしろかったです(過去2作の間)。 タイトル。原題『THE DARK KNIGHT RISES』、邦題『ダークナイト ライジング』。 映画の中でダークナイトを始めいろいろなものがライズするので原題は素晴らしいと思います。上昇したり、立ち上がったり、蜂起を起こしたり、よみがえったり、そりゃもうライズしまくりでしたよ。ただ、「主語+動詞」ってタイトルはカタカナ化しづらいから邦題が困るよね。 ・・・・と思ったら『ダークナイト ライジング』。動詞を動名詞に変えただけなんですが、うまいと思います。「ダークナイトライゼス」とかイヤだし。 ただ、「DKR」以外にこれと言った略称がないのが少し困った。ローマ字の頭

    映画『ダークナイト ライジング』の感想 - 北区の帰宅部の意訳
    hke1120
    hke1120 2012/08/03
    おもしろいし、割と要所を全て押さえててすごい
  • 「伝説」から「神話」へ………『ダークナイト ライジング』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ダークナイト ライジング』を吹替版で鑑賞。 いわずとしれたノーラン版バットマンの3作目にして、完結編。前作から8年後、デント法なる新たな法が制定され、凶悪犯罪はへり、そのデントを殺害したという無実の罪によってバットマンの活動は鳴りをひそめ、ゴードン部長ものほほんとした事件に精をだす日々をおくっていた。ところがそんなゴッサムにベインと名のる凶悪犯があらわれたのだからさぁたいへん。引きこもり同然だったブルース・ウェインはふたたびバットスーツを着こみ、ベインとの対決にいどむのであった…… ぼくはノーラン版バットマンの一作目である『バットマン ビギンズ』はまったくダメな作品だと思っていて、それこそスケアクロウは弱っちぃし、バットマンは忍者もどきに鍛えあげられてるし、渡辺謙はちょっとしか出てないし、あげくの果てにクライマックスの『フレンチ・コネクション』オマージュにしたって、「おいおい!あれは普

    「伝説」から「神話」へ………『ダークナイト ライジング』 - シン・くりごはんが嫌い
    hke1120
    hke1120 2012/08/03
    後半のれなかった自分に2回目観てみたいと思わせる。しかし神話化の理由を説明してほしい気もする。
  • #210 ダークナイト ライジング - BLOG

    バットマントリロジーの最終章。結局、2回目を観てきてしまった。当たり前だけど、2回目だとストーリーの細かいところまで観ることが出来るから、より味わい深い。IMAXでも観たいけど車じゃないと行けないから、もし使えたら菖蒲まで観に行くと思う。C・ノーラン監督の作品は毎回々々、映画館で2回以上観てるから、純粋にファンなんだけど、やっぱりこの監督すごいバランス感覚の持ち主だと思う。興行的なヒットと同様に自分の描きたいテーマをしっかりと描き込んでる。今回はディケンズの『二都物語』から着想を得たらしく、それも合わせて読むとなかなか味わい深い。 どんな話かはググればだいたいの筋がわかるんだけれど、一応引用。 1775年、ルーシー・マネットは、18年間バスティーユ牢獄に入れられていた父:アレクサンドル・マネットが解放されたことを聞き、ルーシーは父をイギリスに連れて帰る。マネット医師は、酒場を営むドファルジ

    #210 ダークナイト ライジング - BLOG
    hke1120
    hke1120 2012/08/03
    「Goodbye, Friends.」だったんだ!おもいっきし見逃してた。せつないなあ。
  • 俺がストーカーかどうか鑑定してくれ : まめ速

    1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:26:48.29ID:uLzKF2hR0 頼む。俺は違うと思っている 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:27:02.43ID:LtIHFoeP0 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:28:14.79ID:uLzKF2hR0 ひとつひとつ書いてくわ。 @音信不通から4年経っていたけど たまたま好きな子の地方に行く機会があったから家に行った(それ以上は何もしていない) それをその子に伝えたら、笑いながらびっくりしてたけど怒っていなかった。 11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/19(火) 00:32:25.13ID:uLzKF2hR0 @同窓会で5年ぶりの再会。 (好きな子とは

    俺がストーカーかどうか鑑定してくれ : まめ速
    hke1120
    hke1120 2012/08/01
  • 海法紀光氏.@nk12による、シリアスな/文学的なバットマンの系譜

    森瀬 繚@翻訳クラファン開催中(固定ポスト参照) @Molice ところで、『ダークナイト ライジング』パンフレットの寄稿者複数名によるアメコミ・ヒーロー史観がたいそうアレなので、.@nk12せんせいに御出座・御講釈いただき、Togetterにて後世に遺すべきと存ずるが如何に。 2012-07-31 01:18:39 海法 紀光 @nk12 さてさて、「ダークナイト・ライジング」のパンフを見て、つらつら思ったのですが、アメコミというのは歴史が長いだけあって「○○は××である」と断言しようものなら「いや△△という例外が」と、即、いえてしまいます。このへんは日漫画でもアニメでも同じで、そんだけ豊かということですね。 2012-07-31 01:22:53 海法 紀光 @nk12 なんでまぁパンフにあった、フランク・ミラーの「ダークナイト・リターンズ」「イヤーワン」がアメコミの歴史を変えたと

    海法紀光氏.@nk12による、シリアスな/文学的なバットマンの系譜
    hke1120
    hke1120 2012/08/01
    ためになる
  • 『ダークナイト ライジング』(クリストファー・ノーラン/2012) - maplecat-eve’s blog

    「嵐が来る」「(世界の)秩序を取り戻す」と、まるで黒沢清の映画のような台詞さえ連発される『ダークナイト ライジング』の、”ボーン・イン・ヘル”の引力を悲劇的に昇華させた、漆黒の鉄の重み(ファーストカット以前に導かれる、このメタリックな重みの快楽!)に、ずしん、とやられてしまった。前作で文字通り夜の闇に消えたバットマン=ブルース・ウェインは、執事アルフレッドがウェインを心配する台詞のように、「街が再び荒れるのを待っているかのよう」であり、それは悪役ベインが自身を「(世界の)必要悪だ」と言い放つ台詞ときっちり符合するだろう。また、冒頭のアクションシーンにおいてベインの放つ台詞、「誰か?は重要ではない。重用なのは計画だ」の通り、『ダークナイト ライジング』で繰り返し問われるのは「ゴッサム(世界)の清算」というマスタープランのことであり、この点において、これまでのノーランの映画に特有だった人物造形

    『ダークナイト ライジング』(クリストファー・ノーラン/2012) - maplecat-eve’s blog
    hke1120
    hke1120 2012/07/31
  • ダークナイト - 2008-08-25 - HELLOGOODBYE

    俺はただジョーカーはセクシーと言いたかっただけ。 『ダークナイト』 監督:クリストファー・ノーラン 出演:クリスチャン・ベール ヒース・レジャー アーロン・エッカート たとえば、ジョーカーの迫る選択をシリアスに受け止めてしまうことが、至極当然にこの映画について語るべきこととして直結しているような気がするが、当にそうだろうか。 この映画は、バットマンとジョーカー、ダークナイトと光の騎士、いろいろな「対」を見て取れるけど、一番俺が「対」を感じたのがハービー・デントとジョーカーであった。この2人はまさしくバットマンの息子である。そもそもジョーカーは混乱の象徴たりえてるかもしれないが、絶対悪というにはその悪意の矛先はバットマンに依り過ぎているような。というか完全に対バットマンである。ジョーカーの銀行強盗以降の犯罪というのは、街の人々に「見られる」ことで成立している。そして何故街の人々がその犯罪を

    ダークナイト - 2008-08-25 - HELLOGOODBYE
  • 2008-10-03

    「ダークナイト」より「バットマン・リターンズ」のほうが好きだ、という気持ちはわからんでもない。ていうか自分のなかにもその気持ちは確実にある。 しかし「リターンズ」が疎外者(フリークス)に注ぐ優しい、共感を込めた視点は、それを拠り所にした現実の疎外者に逃げ場所を与えてしまう、いわば言い訳を用意してしまうという結果を引き起こしかねない。実際、バートンの持つファンタジーは「慰め」が転じた「癒し」としての逃避を多くの人間(俺含む)に与えているのではないだろうか。その極限に待っているのは例の「そのままのきみでいいんだよ」というひと言だ。 映画そのものが現実逃避なのだから、それの何が悪い、と言えばどこも悪くはない。 悪くはない、のだけれど。 しかし、9.11の後、いや、それ以前から視えていたこの残酷な混沌に対し、腹を括って理詰めで「これこれこういうことなので、どこにも逃げ場はありません」と言ってしまっ

    2008-10-03
    hke1120
    hke1120 2012/06/24
  • 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」をみて思ったこととか - wHite_caKe

    ずっと見たかった「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」をやっとブルーレイでみれました。 とても面白くて、いろいろ考えてツイッターでぐだぐたつぶやいていたんですが、 「この量ならブログに書けば」 と言われたので、書いてみます。 ネタバレ上等ですので、未見の方は注意してください。 あと、私はアメコミのX-MEN全然詳しくなくて、映画ひと通り見ただけなんで、その程度の人間の解釈だと思ってください。 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の主役は、若マグニートーと言っていいでしょう。悲哀を背負っていて、強さもあって、誰もがかっこいいと感じるであろう、いいキャラクターだったと思います。 私も途中まではものすごくマグニートーに感情移入しながら観ていて、彼の主張にいちいち共感していたんですが、実は個人的に一番興味深い人物だなあと思ったのは、チャールズ・エクゼビア(プロフェッサーX)だったので

    「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」をみて思ったこととか - wHite_caKe
    hke1120
    hke1120 2011/11/20
    この辺の語りにすごく感動した→理想を抱くことのできるミスティークと マグニートーに対する憧憬の気持ち/マグニートーの持つような理想と、革命の意志を、チャールズは決して持つことができないのです。
  • 『猿の惑星:創世記』 - HELLOGOODBYE

    hke1120
    hke1120 2011/10/21
    念のため。すごく楽しめたけど、シリーズひとつもみてないので、多くの、もしかしたら致命的な取りこぼしがあるかもしれません。
  • flowerwild.net - 無限メタ構造と宙吊り美学の限界 ――C・ノーラン『インセプション』

    映画と夢は相性がいい。映画自身も夢を描写してきたし、鑑賞者の側も精神分析などを用いて、夢を分析するように映画を解釈してきた。しかも、この「夢」には、睡眠時に見る夢と、願望の投影である夢との両方の意味が託されている。テクノロジーによる芸術であり、同時に大衆娯楽でもあるが故に、映画は資主義の欲望と併走し続けるという宿命を負わされてきた。全米興行収入二位の記録を更新した『ダークナイト』(2008)の監督、クリストファー・ノーランもまた、その映画の持つ宿命と格闘せざるを得ない監督であるようだ。 新作『インセプション』は夢を主題にした映画である。簡単に物語を紹介しよう。この作品世界では、夢に侵入する装置が開発されている。主人公コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、相手の脳内からアイデアを盗む産業スパイだが、サイトー(渡辺謙)の夢に侵入して失敗し、逆にサイトーの依頼でライバル企業に「インセプション」を