18日は日本中が元気になる、素晴らしい朝になった。 ドイツで開かれていたサッカーの女子ワールドカップ(W杯)で、初めて決勝に進んだ日本代表「なでしこジャパン」がPK戦の末、世界ランキング1位の米国を降し、初めて世界一のタイトルを獲得した。 米国との決勝戦は日本時間午前3時45分開始という早朝の試合だったが、テレビの前で声援を送った人は少なくなかっただろう。 米国とは過去24度対戦し、21敗3分け。まだ一度も勝ったことのない相手だった。この試合も2度先行を許す苦しい展開だったが、粘り強く食い下がり、最後はPK戦でGK海堀あゆみ選手がスーパーセーブを連発、最高の舞台で最強の相手から価値ある初勝利をもぎ取った。 主将としてチームを引っ張る澤穂希選手は延長後半の貴重な同点ゴールを決め、今大会5得点で得点王とMVP(最優秀選手)を獲得、優勝に花を添えた。澤選手の技ありゴールを含め、歓喜のシーンは何度