ソフトバンクテレコムは2009年10月14日、医療・教育分野におけるiPhone利用事例を公開した。遠隔での画像診断や在宅医療などでの活用が始まっているという。ソフトバンクテレコムの宮内謙代表取締役副社長兼COO(最高執行責任者)は「単なるインターネット端末としてではなく、仕事に直結する使い方をする企業や団体が増えている」と分析する。 医療分野では、放射線を使った医療画像の診断にiPhoneを使う共同研究を実施していることを明かした。鹿児島県霧島市にある霧島市立医師会医療センターなど4医療機関が、IT企業ジェイマックシステムを共同で実施している。院内に専門の診断医がいなくても、iPhoneに画像を送って遠隔で診断可能にした(写真)。 在宅利用でも使われている。都内で桜新町アーバンクリニックなどを運営する医療法人社団プラタナスは、病気などで通院が困難な患者の在宅医療を担当する医師にiPhon