写真はイメージ(GettyImages) この記事の写真をすべて見る 嫌な上司と顔を合わせず、面倒な手続きを自分でしなくていい――といった“利点”があることから、利用者が増えているという「退職代行」。新社会人がスピード退職する際などには非常に使い勝手がいいサービスのようで、今年の“トレンド”にもなっている。ただし、ストレスフリーと引き換えに、大事なものを失う可能性もある。ある若い会社員がはまった、思わぬ“落とし穴”を取材した。 【「社長の出身大学ランキング」はこちら】2位慶應、3位早稲田、1位は? * * * ブロック感覚で退職代行を使ったが… 「安易に退職代行サービスを使わなければよかった」 そう話すのは、都内在住で、今年社会人3年目を迎えた和田昇さん(25歳・仮名)。 今年3月、新卒で入社してから約2年間勤めた大手グループの不動産営業の子会社を退職した。辞めるときは、退職にかかる手