東京都東部を流れる荒川の堤防で弱部となっている鉄道橋との交差部について、かさ上げの完了予定が従来の2024年度から37年度に延期された。用地取得の範囲を縮小するため、橋の架け替えルートを現在の橋により近い位置へ変更。切り替え工事を多段階に分ける必要が生じて工期が延びた。事業費は364億円から730億円へと倍増した。国土交通省関東地方整備局が21年12月1日に明らかにした。 荒川の葛飾区側堤防と京成本線との交差部。堤防が低くなった線路両側に2021年10月、コンクリート製の壁(パラペット)を設置した(写真:国土交通省関東地方整備局)