SUBARU(スバル)が2020年10月に発表予定の新型「レヴォーグ」――。新型水平対向(ボクサー)ガソリンエンジン「CB18」には初物づくしの技術が満載で、まさに執念のたまものだ。「局部成層リーンバーン(希薄燃焼)」と筆者が呼ぶ難度の高い技術を開発し、燃費性能と動力性能を両立した。なぜ“局部成層”か。希薄燃焼の進化の歴史を振り返りつつ、その詳細を明らかにしたい。 排気量1795㏄、圧縮比10.4、ボア×ストローク=80.6mm×88.0mm、レギュラーガソリン仕様。最高出力は130kW(5200~5600rpm)、最大トルクは300N・m(1600~3600rpm)とかなり低速側の実用域トルクを重視している