1月23日にTwitter上に投稿した連ツイを、こちらにもまとめて貼りつけておきます。 『レッドマン・プリンセス 悪霊皇女』は「架空の内親王・星子に、アメリカ合衆国にとって不倶戴天の敵であるネイティブアメリカンの怨霊が憑依し、皇族がアメリカの敵になってしまう」ことで、日米同盟という本邦の自称保守の方々の多くが盲信する幻想が、途端に危険な代物になるという物語です。 本作の第1話はそもそも、2015年7月に描かれました。現政権によって理不尽な憲法解釈の変更――集団的自衛権の行使容認――がなされ、安保法制が強行的に成立へと向かう中でのことです。あんなもの、もたらされる結末は「自衛隊は米軍の二軍になります」以上の何者でもない。 戦後保守の宿痾であるスネ夫イズム=アメポチ奴隷根性に、政治的リアリズムの皮を被った幼稚なマッチョイズムやら歴史修正主義やら何やら、色んな反動的なものがひっついて、こんな悲惨