ブックマーク / suumo.jp (4)

  • 愛しさと切なさと後ろめたさと、多治見 - SUUMOタウン

    著: 山田宗太朗 多治見について考える時はいつも、相反する感情が同時に湧き上がって胸が詰まり、言葉が重くなる。そこには自分の実家があり、今も両親が住んでいるのだが、自分自身は小学生の5年間を過ごしただけで、街のことはよく知らない。「地元」と呼んでいいのか、迷ってしまう。 静岡で生まれ、転勤族のような幼少期を過ごし、小学校2年生に上がる直前に、父の地元である岐阜県多治見市に引越した。家が建ったのは駅からバスで20分ほど離れた丘の上で、祖父に言わせれば「あんなとこ、昔は山ばっかやったわ」な場所。80年代から90年代前半にかけて山を削って開発された住宅地で、広い空と、草木や土の匂いに囲まれて育った。 小学校4年生になると、近所に住んでいたひとつ年上のI君の影響で、地域のミニバスケットボールクラブに入った。バスケは楽しかった。『スラムダンク』が漫画とアニメで大流行していたせいもあったのか、「高校生

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    hogemama
    hogemama 2021/09/11
  • 気づかないうちに変わりつつあった地元「三崎口」 - SUUMOタウン

    著: megaya 地元である三浦市を離れ、東京に引越して3年以上がたった。僕は一人暮らしを始める前までは、三浦市という場所があまり好きではなかった。活気や気力といったものをこの街から感じなかったからだ。事実、神奈川県で唯一の消滅可能性都市(少子化・人口移動によって将来消滅する可能性があると言われている都市)でもある。 観光客や若者が年々減っていっているにもかかわらず、市として何かを変えようという雰囲気をまったく感じない部分も嫌いだった。街としてどこか閉鎖的な空気が漂っているように思えた。海がキレイという以外には何もないこの街に、僕は魅力を少しも感じなかった。 僕の実家の最寄駅は三崎口駅という京急電鉄の終点だ。三崎口駅の周りには何もない。「田舎の駅」といった感じの駅だ。この駅から東京に出ていくときに、未練や後悔など微塵もなかった。むしろ「やっとこの何もない街から抜け出せる」という清々しい気

    気づかないうちに変わりつつあった地元「三崎口」 - SUUMOタウン
    hogemama
    hogemama 2017/02/23
    三崎口は30年前に遠洋漁業バブルがあって、船員が帰って来る度に儲けた金をバラまいて商店街が栄えていった街。今は見る影も無いけど、盛衰とか関係なくただ"あるもの"を残している街並みが好きなんだよな。
  • 今日も僕は何かを求めて「秋葉原」へ行く - SUUMOタウン

    著: マンスーン 小さいころから秋葉原に行くのが好きだった。 うちの家族は家電を買うときに必ず秋葉原へ行くので、それが楽しみでしょうがなかった記憶がある。まだ「素敵なサムシング(カモン!)」というテレビCMが流れていた時代。子どもの僕はたくさんの機械がところ狭しと並べられている光景がすごく好きだった。特にテレビ売り場が好きで、ずらっと並んでいる景色をずっと眺めていた。親に頼んで買ってもらったCDコンポも、初めて自分で買ったMDプレーヤーも、全部秋葉原でそろえた。 でもその時の僕はまだ家電の街としての秋葉原しか知らなかった。 それから時が経ち、高校生になった僕は高校の場所が御茶ノ水だった事もあり放課後は秋葉原へと通った。世間一般で言う「オタク」というものになった僕は、アニメ・ゲーム漫画が何でもそろうこの街はなんて居心地がいいのだろうと思った。アソビットシティというエンタメ総合ビルに特に用も

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  • いつか住みたい海の見える街「鎌倉」 - SUUMOタウン

    著: 羽佐田 瑶子 海の見える街に住むのが夢だった。きっと『魔女の宅急便』に憧れていたからだと思う。窓から潮風と近所でパンを焼くにおいが香ってきて、目が覚めて、休日は目の前に広がる海を眺めながらを読み、ダラダラと過ごす。窓の外から気になる子が声をかけてくれたりして、自転車で二人乗りをして、坂道をかけおりてみたかった。 初めて鎌倉駅に降りた時は、その街がもつ歴史や古都感のようなものに圧倒されてしまい、海の匂いをかぐこともなく見たい神社仏閣を効率的にまわって、そそくさと帰ってしまった。部外者、観光客としか迎え入れられていないような気がして、居心地が悪かったのだろう。 しかも、土日の鎌倉の昼間は恐ろしいほど混む。鶴岡八幡宮や大仏様など、著名な神社仏閣や小町通りや江ノ電は、お祭りかと思うほど人でごったがえす。いち観光客であったころの私は、その人混みの中を通ることがお決まりであったし、たいがい朝に

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