音声ブラウザ専用。記事本文とカテゴリナビへ移動するためのナビゲーションスキップです。 記事本文へ移動したい場合はこちらをクリックしてください。クリック! カテゴリナビへ移動したい場合はそのままお進みください。 子どもの命や権利を守る「児童虐待防止法」が施行されてから11月で10年を迎えた。この間、2回の法改正を経て、児童相談所の権限が強化され、子どもを救う態勢が徐々に整えられてきた。だが昨年度、全国の児相が同法に基づき児童虐待として対応した相談件数は4万4211件で過去最多を記録。事件に発展するケースも少なくない。これまでの児童虐待をめぐる法改正や取り組みの現状をまとめた。 児童虐待防止法は2000年5月に制定された。従来の児童福祉法ではあいまいだった児童虐待の定義について(1)身体的虐待(2)性的虐待(3)心的虐待(4)育児放棄(ネグレクト)-と規定。児童虐待の発見者には児相などへの通