生後2週間の長男にミルクなどの十分な食事を与えていなかったとして、愛知県警東署は21日、保護責任者遺棄の疑いで、名古屋市東区東桜の店員、岩崎真弓容疑者(32)を逮捕した。長男は現在、体重2キロ弱、脱水症状と栄養失調、多臓器不全を起こし重体という。 東署によると、岩崎容疑者は20日、東区の個人病院で長男を受診させたが、病院側が危険な状態と判断し、名古屋市消防本部に別病院への転送を要請。救急隊がネグレクト(育育放棄)の疑いがあるとして東署に通報していた。 逮捕容疑は今月6日に自宅で出産した長男に、十分な食事を与えていなかったとしている。 岩崎容疑者は市に出産を届けていなかった。「粉ミルクを1日4、5回与えていた」と供述しているが、転送先の名古屋第二赤十字病院によると、最近2〜3日は食事を与えていない可能性があるという。