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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (17)

  • 行ってしまって、終わった人のお話 - 新小児科医のつぶやき

    にゃご様からの情報です。 いまさらではありますが、かの御仁についての新ネタをご紹介します。 地元の市医師会へ産婦人科医会から質問状が突きつけられました。 なにかというと、これです。 糸島産屋プロジェクト 発起人 http://www.itoshimaubuya.com/staff 読売新聞の記事 http://goo.gl/vcrCP 映画「玄牝」でも話題になった、あの吉村医院をモデルに 「産屋うぶや」なるものを作る事業を、信友先生は推進しておられるようです。 http://goo.gl/AmJE5 とりあえず1/18付読売記事を起します。 糸島市に「産家」を 自然なお産に備えて心と体を整える場として、糸島市で「産屋」をつくろうという計画が動き始めている。児童虐待などの子育てを巡る問題が深刻化する中、母親となる女性やその家族に新たな命を産み育てる力を養ってもらおうというのが狙い。(向井由布

    行ってしまって、終わった人のお話 - 新小児科医のつぶやき
  • 少子高齢化問題と少子高齢化対策 - 新小児科医のつぶやき

    まずですが、平成19年版厚生労働白書を参考に考えて見ます。 2040年と言いますから30年後には166万人に達するようです。さらに166万人中およそ146万人ぐらいが75歳以上の高齢者になるようです。年数からして私も死亡する頃になります。そういう意味で切実かもしれません。その頃の人口構成がどうなっているかもグラフがあります。 年度が死亡時ピークとずれていますが、読み取れる数字を表にしておきます。 * 2005 2030. 2055 人口 比率 人口 比率 人口 比率 19歳以下 2418 19% 1550 13% 1057 12% 20〜64歳 7783 61% 6305 55% 4290 48% 65〜74歳 1412 11% 1401 12% 1260 14% 75歳以上 1164 9% 2264 20% 2387 27% 総人口 12777 11522 8993 2055年には人口も

    少子高齢化問題と少子高齢化対策 - 新小児科医のつぶやき
  • 日赤医療センターの怪 - 新小児科医のつぶやき

    愛育ばかりを取り上げていましたが、スーパー総合周産期センターである日赤医療センターにも労基署からの是正勧告が出されています。ある産婦人科のひとりごと氏の愛育病院、日赤医療センター: 労働基準法違反で是正勧告に掲載されている3/27付日経メディカルオンラインより一部引用します。 日赤医療センターは、1月28日に渋谷労基署の立ち入り調査を受け、3月13日に是正勧告を受けた。日赤医療センターが「このような是正勧告を受けたのは初めて」(管理局長の竹下修氏)だという。 日赤医療センターは、(1)1日8時間の法定労働時間を超過した時間外労働について職員の代表と協定(通称36協定)を結ぶこと、(2)8時間の労働後に1時間の休息を徹底すること、(3)08年11月19日に時間外労働を担当した研修医に対して、法定割増賃金を支払うこと――といった是正勧告を受けた。ちなみに、立ち入り調査では愛育病院のように、1カ

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  • ネタじゃないと思います - 新小児科医のつぶやき

    何回か読み直したのですが、とてもネタとは思えません。内容自体はぶっ飛ぶほどのネタ的なものなのですが、語り口の真摯さ、細部の描写の詳しさ、全体を通しての破綻のない論理の一貫性からして実話の可能性が非常に高いと考えます。それでも実話とするのが信じられない内容とすれば良いかと思います。皆様も信憑性について考えて頂きたいところです。これがもしネタであれば半端じゃない創作力が必要と考えます。 見つけたのは天漢日乗様経由ですが、琴子の母氏が書かれている助産院は安全?の産褥熱のエントリーからです。琴子の母氏は前から存じているブロガーで常にと言うわけではありませんが、それなりにROMさせて頂いています。硬派のブロガーであり、医療のこともよく勉強されている方です。元もとはそこに寄せられたコメントなんですが、順次引用して解説してみます。 先日の当ブログ『不潔な器具で新生児破傷風』にちまの母さんがご自身の自宅出

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  • 厚労官僚の超強力電波 - 新小児科医のつぶやき

    産科危機マップのときに作った、2005.12.1時点での実産科医数(推定)に対する県別分娩数ワースト10です。 順位 県名 出産数/医師 病院 診療所 病院医師 診療所医師 総医師 1 埼玉 338 31 44 121 62 183 2 千葉 221 40 92 121 119 240 3 茨城 220 27 30 77 42 119 4 奈良 210 14 16 32 24 56 5 神奈川 198 71 85 259 143 402 6 静岡 194 29 72 87 86 173 7 兵庫 192 56 65 166 93 259 8 宮城 191 22 34 60 46 106 9 三重 185 19 3 46 42 98 10 愛知 180 69 102 227 163 390 産科医一人あたりの年間適正分娩数というのがありまして、 年間120件 これが150件を越えると明らかな

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  • 産科休止率一覧表 - 新小児科医のつぶやき

    昨日は当分表は作らないと固く心に誓ったはずなのですが、性懲りもなく今日も表とマップに悪戦苦闘します。産科休止施設は勤務医開業 つれづれ日記■【産科 休止一覧 5 】 日全国 今後の崩壊予定からで、このうち休止施設と縮小・休診予定施設を対象に一覧表を作ります。元の施設数は2005.12.1での分娩施設を調査した全国周産期医療データベースに関する実態調査の結果報告にある分娩取り扱い施設数及び常勤医師数のデータです。 ここでお断りしておかないといけないのは、診療所数については増減の情報が無く、基的に2005.12.1情報のままです。またどこかで病院産科が増えたケースもあるかもしれませんが、これについても情報不足で不明です。さらに病院と言っても基幹病院から一人医長でホソボソまであるでしょうし、病院数と診療所数のバランスも都道府県ごとに事情が違います。それでも病院産科は一般に地域の基幹病院の性格

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  • マスコミよ これでもヒマか 夏の夜 - 新小児科医のつぶやき

    どうも下手な川柳で申し訳ありません。元歌はもちろん「円城寺 あれがボールか 秋の空」で、'61の日シリーズで、小池のエラー、寺田の落球、そして審判の判定に激怒した南海のエース・ジョー・スタンカにまつわるエピソードにまつわるものです。この話を書き始めると今日のエントリーは終わってしまうので、機会があればまた後日にさせて頂きます。 奈良死産騒動で「ベッドが空いていた」と非難の槍玉に奈良医大が挙げられています。産経新聞に至っては論説で「妊婦たらい回し また義務忘れた医師たち」とまで酷評しています。当に奈良医大の産科医たちは非難に値するほどの事を行なっていたのでしょうか。病院の勤務実態はなかなか表面化しにくく、ましてや特定時日の勤務実態なんて調べようも無いのですが、非難に曝された奈良医大は公式HPに事件当日の勤務実態を公表しました。もう御存知の方は多いかと思いますが、私も後追いながら分析してみ

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  • 嫌だけど検証 - 新小児科医のつぶやき

    後から言うのは卑怯ですが、8/29に合わせたように小型の奈良事件のような報道が為された事に違和感を感じています。もちろん8/29早朝に偶発的に発生した事件ですから、「計画的」なものではないでしょうが、日付と事件の類似性に嫌な感じを抱いています。嫌な感じとは、単純にはマスコミ側の奈良事件支援キャンペインですし、深読みすれば、ネット医師が飛びつきそうなネタを曝しておいて、集まったところで根こそぎ叩き潰すような二段報道の懸念です。m3事件に象徴されるように、医師のネット世論には警戒心が抱かれ、なんとか封じ込めたいの意図はヒシヒシ感じるからです。 最初から計画的ではなかったのであろうは、毎日の初期報道にあります。これはssd様のところに残っています。 奈良から救急搬送の妊婦が流産 10病院受け入れ断る 29日午前5時10分ごろ、大阪府高槻市富田丘町の国道171号交差点で、奈良県橿原市の妊娠3カ月の

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  • 日本脳炎「蚊に刺されるな」対策 - 新小児科医のつぶやき

    いつも楽しく読ませていただいている勤務医 開業つれづれ日記様から見つけた記事です。元の引用は7/19付Ashai.comです。 日脳炎予防、厚労省がポスター作戦 全国配布へ 日脳炎の定期予防接種が事実上中断されている問題で、厚生労働省は19日、免疫を持たない子どもがウイルスを媒介する蚊に刺されないよう呼びかけるポスターの電子データをメールで都道府県や日医師会に配布し、医療機関などに掲示するよう通知する。新型ワクチンの開発が遅れているなかでの苦肉の策だが、蚊のシーズンが格化する前に注意喚起が必要と判断した。 日脳炎はウイルスを持つブタの血を吸った蚊に刺されて感染し、西日で患者が多い。このためポスターは「西日地域(中国、四国、九州等)でブタの多い場所や、蚊が発生する水田、沼地の周辺では特に気をつけましょう」とし、長袖、長ズボンの着用▽防虫薬の使用▽人から人への感染はない、などと呼

    日本脳炎「蚊に刺されるな」対策 - 新小児科医のつぶやき
  • 女性医師対策は厚生労働省を窮地に追いやる - 新小児科医のつぶやき

    安倍総理が国会質疑で力説した新医師確保対策でも、昨日触れた緊急医師確保対策でも女性医師対策は明記され、医師確保対策の柱となっています。女性医師対策としては、 女医バンクの設立 女性医師の復職支援事業 女性医師の育児支援これらの対策により女性医師の総労働量を増やして医師確保につなげようと言うものです。今日問題にしたいのは対策の実効性ではなく、この対策を厚生労働省が承認している事です。医師確保対策の具体的項目は、分野が分野だけにたとえば安倍総理が思いつきで打ち出せるわけではなく、当然と言えば当然ですが厚生労働省に対策を考えさせ、それを取り上げたのは間違いありません。まずこの点を覚えていただきたいと思います。 女性医師対策は厚生労働省も承認している。 厚生労働省の鉄の主張である「医師は足りている」の根拠となっているのが医師の需給に関する検討会報告書です。むしろこれしか根拠が無いとも言えます。さら

    女性医師対策は厚生労働省を窮地に追いやる - 新小児科医のつぶやき
  • 中原先生 - 新小児科医のつぶやき

    不自然なぐらい触れてなかったのですが書きます。まずは小児科医なら誰でも読んでことがある遺書です。 少子化と経営効率のはざまで 「週刊文春」誌に報じられた通り、都内の病院で小児科の廃止が相次いでいます。 私も佼成病院に奉職して12年が経過しましたが、この間、近隣病院小児科の縮小・廃止の話は聞きますが、中野・杉並を中心とする城西地域では新設、拡充の連絡は寡聞にして知りません。 もちろん一因として世界に類を見ない早さで進展するわが国の少子高齢化をあげる事ができます。小中学校には空き教室が目立ち、都立高校の統廃合の計画も明らかになりつつあります。 しかし、小児科消滅の主因は厚生省主導の医療費抑制政策による病院をとりまく経営環境の悪化と考えられます。生き残りをかけた病院は経営効率の悪い小児科を切り捨てます。現行の診療報酬制度(出来高払い)では、基的には薬は使えば使っただけ、検査を実施すればしただけ

    中原先生 - 新小児科医のつぶやき
  • 2.18イブ - 新小児科医のつぶやき

    自分で2.18企画を立てておきながら、明日は急用が入りブログの更新が出来そうにありません。そのため2.18企画用に考えていたネタを今日エントリーしておきます。企画に賛同予定の皆様、張人がこんなザマで心苦しいのですが、なにとぞ御容赦ください。 今日はやや古いネタなんですが、2007年02月13日付 共同通信からです。 日産婦人科医会に抗議文 無資格助産反対の市民団体 堀病院(横浜市)の無資格助産事件で、横浜地検が前院長らを起訴猶予としたことを受け、出産事故の被害者らでつくる「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表)は13日、地検の判断後に日産婦人科医会が発表した声明の撤回を求める抗議文を、同医会に提出した。 声明は「(看護師らによる助産行為を禁じた)厚生労働省課長通知を撤廃した上で、周産期医療の望ましい姿が実現できるよう努力する」との内容。 厚労省で記者会見した出元代表は「横浜

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  • 続やっぱりそうなるか - 新小児科医のつぶやき

    自分でも煽り的なエントリーになりそうなので躊躇するところがあるのですが、これぐらいは公表しても差し支えないでしょう。5500万円の産婦人科医師の心を最後に挫いた市議会議事録です。ソースの大元は南海日日新聞ですから、記者が議事録を丸写ししたと考えられ、信憑性は高いと考えます。ただし南海日日新聞のHPには見当たりませんから、これを読まれた方がupしてくれたのものの引用で、これは8月25日午前に行なわれた生活文教常任委員の論戦の議事録だそうです。 枡田勇委員産婦人科がどうなるのか出産を控えた妊婦の不安は大変だ。契約ができなくても3カ月ほどいてくれるのか。通院している人たちにはちゃんと説明しているのか。 湯浅英男事務長 医師との契約交渉と同時にそのことも話をしており、契約ができない場合でも相当の期間はいてくれることを確信している。妊婦の状況によって2〜3カ月は心配しないよう医師から説明している 枡

    続やっぱりそうなるか - 新小児科医のつぶやき
    hoiku
    hoiku 2006/09/03
    尾鷲市の最後の産婦人科医の話。続き。
  • やっぱりそうなるか - 新小児科医のつぶやき

    去年医療関係者の間で話題になった年棒5500万円(正確には5520万円だそうです)の産婦人科医の顛末です。「英断」と言う声と「無謀」という声がありましたが、天秤をかけると「無謀」の予測が多かったように記憶しています。無謀の理由として覚えているのは、 分娩は行なわない約束だそうだが、きっと5500万円を盾になし崩しにされるだろうし、分娩が始まれば一人医長なので24時間365日拘束となり、残される道は医療事故が起こるか、医者が燃え尽きる。 他の診療科の医師の年棒が1500万円程度だそうだから、猛烈なやっかみに囲まれ精神的に孤立するだろう。 地域柄、医者だけではなく住民からも高給バッシングが嵐のように来るだろう。一致した声としてあったのは、5500万円で一人雇うのなら、もう少し出して総額6000万円で、一人3000万ずつで2人雇った方が体制はもっと安定するんじゃないかということです。この辺は30

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    hoiku
    hoiku 2006/09/02
    尾鷲市の最後の産婦人科医の話。
  • 他人事 - 新小児科医のつぶやき

    今朝のYOMIURI ONLINEから 小泉首相は1日夜、05年の合計特殊出生率が1・25と過去最低を更新したことに関連し、首相官邸で記者団に「今年になって出生率も回復の兆しがあるとの報告を受けている。今後、少子化対策は最重要課題になってくる」と述べた。 たしか今年の初めに出生率が低下して、人口が減少に転じる事が大きなニュースとして報じられたと記憶しています。また少子化対策が重要と判断したので担当大臣を置いたはずです。それほどの重要課題であるはずなので、国会の予算審議でも対策が論じられなければならないはずです。普通に考えればそうならないとおかしいはずです。 もうすぐ国会は会期が終わりそうです。首相は会期延長には気乗り薄です。この国会で少子化対策はどれほど論じられたのでしょうか。国会のすべての委員会をウォッチングするのは不可能ですから、あくまでもメディアが報じたもの、また具体的に形になったも

    他人事 - 新小児科医のつぶやき
  • 子育て支援策 - 新小児科医のつぶやき

    小児科医にとって関心が深い少子化対策ですが、年初の騒ぎとは裏腹に既に過去の話題と化しつつあるようです。一応年初の話題でしたので少子化担当大臣なるものが設けられましたが、新人議員でこれに専従の省庁も無い状態でどれほどの政治力を発揮するかと思っていましたが、今回打ち出された少子化社会対策推進会議の報告にその成果が現れています。5/16付の毎日新聞から少し引用します。 <地域・家族の子育て支援> 子育てマネジャーの育成 地域子育て拠点の拡大 学生の家族支援ボランティアの導入<働き方に関する施策> 女性の再就職支援 育児休業の取得促進 子育て支援に熱心な企業の優遇策<経済的支援> 出産育児一時金の前倒し支給 乳幼児期の負担軽減 妊娠中の検診費用の負担軽減 子育て世帯への税制優遇 以上が主な内容だそうです。字面だけを見てみるとまず第一歩としてなら、素晴らしいまでは言い過ぎとして、それなりに頑張った内

    子育て支援策 - 新小児科医のつぶやき
  • フランスの少子化対策 - 新小児科医のつぶやき

    この国では成果を上げつつあるようです。しばしば引き合いに出される合計特殊出生率ですが、日は1.29と失速寸前の超低空飛行なのは報道でご存知の通りです。一方フランスも日ほどではないにしろ1994年には1.65まで落ち込み、日とは違い少子化対策に腰を入れて取り組んだ結果、1994年を底にして徐々に回復、1.94まで回復しています。じつに目覚しい成果と言えると思います。無策な日との歴然たる差に驚きます。 中野昌宏氏の社会分析的ブログのフランスに学ぶ少子化対策に詳細な分析がありますので是非ご一読ください。一言で言えば非常に手厚い手当がヤマのように列挙されています。全部引用したいぐらいですが、そうもいかないので、ほんの抜粋を幾つか。 基的に2人以上の子供を持つ家庭には所得制限無しで諸手当が配布されるシステムのようで、子供一人につき家族手当が二万円がまず支払われ、子供が増えたら純粋の掛け算

    フランスの少子化対策 - 新小児科医のつぶやき
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