麻疹(はしか)の流行が続く沖縄県内で旅行予約のキャンセルが27日現在で2188人に上り、好調な観光への影響が懸念されている。県などが観光客にワクチン接種後の来訪を呼びかけるだけでなく、観光業者も従業員のワクチン接種費用を補助する取り組みに乗り出すなど、感染を防いでキャンセルを食い止めようと必死だ。 県によると、旅行会社などへの聞き取りによる旅行のキャンセルは、27日現在で国内外合わせて489件2188人で、うち修学旅行も11校含まれる。 27日時点の感染者は76人で、連休中のイベントにも影響。嘉手納町では子どもたちのステージ発表がある29日の恒例行事「比謝川鯉(こい)のぼりフェスタ」を感染予防のため中止し、鯉のぼり250匹の展示だけにとどめた。