海外でも人気のくまモンが悩んでいるらしい。中国語圏では正式な名前を覚えてもらえていないという。どうやら、想像以上の早さで国際的な知名度を得てしまったがゆえのジレンマが背景にあるようです。いったい何が起きているのか、調べてみました。 「私の名前は?」。熊本市中央区の「くまモンスクエア」前で6月、イラストを示して、中国や香港、台湾、マレーシアなど、中国語を話す観光客50人に聞いてみました。 「ああ!熊本熊(ションベンション)ね」 「酷MA萌(クマモン)? 知りませんね」 この日示した選択肢は二つ。実は、中国語では「熊本熊」と「酷MA萌」の二つの呼称が存在するのです。どちらを使っているか尋ねると、50人のうち43人が「熊本熊」、7人が「酷MA萌」という結果になりました。台湾から来たという許晉誠さん(33)は「酷MA萌は知らない。台湾ではみな熊本熊と呼んでいる」と話します。 くまモンは2010年に
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