【ジュネーブAFP時事】世界保健機関(WHO)は9日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで、WHOの支援能力が「低下」していると指摘した。 緊急医療チーム調整官が、ガザからのビデオ記者会見で語った。「非常に速いペースで医療体制が崩壊していくのを目の当たりにしている」と警告した。 イスラエル軍は兵力を削減し、ガザ中部と南部で標的を絞って作戦を行っていると主張しているが、調整官は「(攻撃の)強度が低下したようには見えない」と反論。「われわれが目の当たりにしているのは、膨大な数の死者や砲弾の破片、銃撃、建物の倒壊による負傷だ。それが毎日起きている」と強調した。
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