★(2) 朝日新聞は9月22日朝刊の「安保法 自衛官OBの懸念」と題した記事で、こう報じた。 《(海自OBが)心配するのは今後、自衛隊への入隊希望者が減ることだ。「災害救助にも自衛隊は絶対に必要。法律によって戦死する恐れが増せば、入隊者は確実に減る」》 さすが朝日新聞。行間に「入隊希望者が減る」から徴兵制になると匂わせながらも言質を与えない。私には、巧妙な筆としか思えない。 記事は私の意見や実感と正反対だ。「自衛隊への入隊希望者が減る」というが、昨年の閣議決定以来とくに減っていない。「戦死」というが、私が「懸念」する国連PKO活動での殉職を、現場の誰もそうは呼ばない。 朝日新聞は9月21朝刊1面でも、山中季広・特別編集委員が論説コラムをこう書き出した。 《後世の人々が「2015年安保」をネットで検索したら、首相の写真よりSEALDs(シールズ)のデモ映像の方が多く見つかることだろう。「立憲