宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月28日、宇宙ヨット実証機「IKAROS」(イカロス)に搭載した2台目の分離カメラ「DCAM1」で、IKAROSの姿の撮影に成功したと発表した。 DCAM1は約6(直径)×6(高さ)センチの円柱形状。バネで本体から放出され、撮影した画像を無線で本体に送信。一度放出すると本体に戻ることはない。 液晶デバイスの動作環境確認のため、ON状態のデバイスとOFF状態のデバイスが交互に並ぶように通電して撮影。AとA、BとB、CとCのそれぞれを比較すると、ON・OFFの状態が分かりやすい 撮影した画像で、本体の液晶デバイスの動作環境も確認した。液晶デバイスは、燃料を用いず、太陽光圧のみを利用してセイルの姿勢制御を行うための実験機器。通電すると表面の反射特性が変わるため、写真に写った反射の様子から動作環境を確認できる。 IKAROSはソーラーセイルを張って太陽光(光子)
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