教育【学ぶ・育つ】生活保護家庭へ「無料塾」が好評 毎週木・金の夜にある学習支援。大学生が子どもたちに寄り添う=茅ケ崎市男女共同参画推進センターいこりあ 「貧困の連鎖」を断とうと、茅ケ崎市は昨年度、生活保護世帯の中学生を対象にした週1回の無料の「塾」を始めた。基礎から学び直し、志望校選びや入試対策も相談にのる。昨年度は13人のうち12人が高校に進学。今年度も対象者の半数近い21人が通っている。 11月21日夜、JR茅ケ崎駅北口の男女共同参画推進センターの一室。学校帰りの中学3年生がぽつぽつと集まり、和室の長机でめいめい宿題や問題集を開き始めた。つまずくと先生役の大学生らが寄り添う。 女子生徒(15)は「家では集中できないけど、ここではできる。学校と違って初歩的なことも聞ける」と机に向かった。 事業を始めたのは昨年6月。若手職員らの問題意識がきっかけだった。 生活支援課の青木大志さん(29)