“おしゃべりする人工知能”と言って、真っ先に思い出すのが、アップルのSiri。ユーザーの言葉を理解し、求められた中で最適な情報を提供する、秘書機能的ソフトウェアだ。 しかし、その役割はあくまで情報収集のサポート。人の心に寄り添うような、暖かみのある言葉をかけてくれるわけではない。この先どうなるかはわからないが、現段階では話し相手には程遠い存在だ。 だからこそ、この「SELF」に期待してしまうのだ。、ユーザーとの人間らしい会話を目的に開発された、人工知能搭載アプリ。従来のアプリのように、リコメンドや分析といった補助的な機能におさまっているものではない。人と話し、その感情を理解することに特化した、新時代のコミュニケーションサービスである。 提供元は、2014年創業のスタートアップ、SELF。取締役COOの中路 慶吾(なかじ けいご)氏に、話を聞いた。 ・一人ひとりの特性を徹底理解する“友達アプ